市場の支配構造
205845 ロックフェラーと共産主義の関係(2) 世界最大の未開拓市場−ロシア−を管理下に置くための共産主義
 
はにーはんたー ( 蜂蜜採集 ) 09/05/05 AM01 【印刷用へ
(1)の続き。リンクより。

─────────────────────────────
◆共産主義は地球支配を目指す億万長者の陰謀である

 ロックフェラーとその同盟者は、1917年の革命でロシアに彼らの植民地を作った後、ソビエト体制の維持・発展の為、今日まで精力的な援助を続けてきた。1918年以降、彼らの団体がソ連に対して強力な経済援助をして来た事は、以上に示した幾つかの事実からも明らかだが、我々にとって無視出来ないのは、彼らが西側の重要な技術情報を悉くソ連に渡してきたという点である。

 此の事実は、アントニー・サートン教授の三巻にのぼる画期的な名著『西側の技術とソ連経済の発達』の中ではっきりと示されている。サットンはその証拠の大部分をアメリカ国務省の公文書に求め、ソビエトが現在所有しているものは、事実上全て西側、特にアメリカから入手したものである事を、可能な限り、疑問の余地無く証明している。
(・・・中略・・・)

 億万長者達は、なぜロシア革命を必要としたのだろうかーーサットンは、『ウォール街とボルシェビキ革命』という別の著書で、其の背景をこう説明する。

『かってJ・P・モルガンやJ・D・ロックフェラーは、市場の独占支配を彼らの目標として来た。ところが19世紀の終り頃になると、揺るぎない独占権を得る為には政治的に振る舞い、大衆の利益と幸福の名の下に、社会全体を自分達の為に働かせる事が最も効果的であると悟った。』

 その為彼らが実行に移した陰謀は、フレデリック・ハウの『独占資本の秘密』によれば次の通りに説明している。

『以下の二点は、大事業の法則である。この法則は我らの父祖の教えに取って替わるもので、単純な金言に要約する事が出来る。つまり、独占権を手に入れよ、そして社会を汝の為に働かせよ、という事だ。全ての仕事の内で最高のものは政治であるという事を忘れるな。法的な認可や特権、補助金、免税を手に入れる事は、キンバリーやコムストックの鉱脈を掘り当てるよりずっと価値がある。なぜなら、それを自分のものとして使う時、何ら精神的・肉体的労働を必要としないからだ。』

 ロシアは、当時、世界最大の未開拓市場だった。又ロシアは、当時、世界の産業と金融におけるアメリカの優位を脅かす可能性のある最大の競争相手だった。将来、ロシアはアメリカ以上の経済大国となって、西側の支配を脅かすようになるのではないか。

 ウォール街の大資本家達は、ロシアが独自の発展を遂げて、彼らの支配を揺るがす事を恐れた。そこで彼らは、ロシア市場の独占支配を実現し、ロシアの民衆を彼らの為に働かせる事を考えた。ロシア人民の利益と幸福の為、「我らソビエトに全ての権力を!」こうして1917年のロシア革命は始まり、西側の資本と技術を継続的に導入しなければ成り立たない非生産的な経済システムがロシアに作られる事になった。そして彼らは、革命政府を通じてロシアの富と人民を搾取し、彼らの脅威となるロシアの発展を管理することを成功した。

 もちろんこの事件には、彼らがソ連(今現在は、ロシアと中国!忍)という新しい市場の独占権を手に入れた以上の意味が含まれている。彼らは既に第1次世界大戦前の1913年、アメリカの国民にペテン的な連邦準備制度を押し付け、貨幣価値の意図的な操作によって莫大な富を蓄積する体制を整えていた。だがロシア革命の影響はアメリカの中産階級に激しい圧力を加える事により、29年の大恐慌と33年のニューディール革命を経て、アメリカに累進所得税を導入するきっかけを作り出した(それは、自らの課税を免れながら、彼らの競争相手である中産階級と自由主義企業の没落を図るという、実に巧妙なやり方を取った)。

 過去数十年に渡るロックフェラー一族のこの様なやり方は、単に、より多くの利益を目指しただけであったろうか。我々はそう思わない。むしろ彼らは、此の地球上のあらゆる富を独占する為、アメリカの内と外で”見えざる政府”を組織し、世界政府の樹立を目標として行動をしてきたのではなかろうか。

 既にアメリカの連邦準備制度理事会(FRB)と外交問題評議会(CFR)は、60余年に渡って、彼らの衛星国ソビエト・ブロックの強化を目的とする政策を実行に移している。現在、ソ連や中国の共産主義者に技術を譲渡し、援助を増やし、東西貿易を拡大するという一連の動きの先頭に立っているのは300人委員会である。そして彼ら全ての指揮を取っているのが、その名も高き国際銀行団体である。


◎共産主義大機構の建設

『仮に世界革命の結果、現在より中央集権的な権力が樹立されたとしても、共産主義と国際金融資本の利害は何等矛盾しない。国際金融資本は、中央集権的な政府と取引するのを好む事はあっても、自由主義経済と地方分権的政府を望む事は決してない。
 何故なら、これらは権力と共に富をも分散してしまうからだ・・・彼等一握りの銀行家とその黒幕は、ボルチェビキでも、共産主義者でも、社会主義者でもなく、民主主義者でも、アメリカ人(自由主義者)でさえもない。彼等は只ひたすら市場を求め、より大きな国際市場を望み、世界の市場を排他的に独占する事を最終目標としている人々なのである。』(アントニー・サートン)
─────────────────────────────
(続く)
 
  List
  この記事は 205771 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_205845
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
207939 国際金融家が共産主義を広める利益1(政治的側面:対立構造を持ち込み“奥の院”化) 田中素 09/06/02 AM00
207193 ロシア革命も5ヵ年計画も国際金融資本家たちの提供資金によって実行されていた G線上のアリア 09/05/23 PM00
「国際金融資本家」と「ロシア革命」 「日本を守るのに右も左もない」 09/05/11 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp