西欧科学は狂っている
2058 事実の体系とは永遠に進化しつづけるもの
 
蘆原健吾 ( 30代前半 神戸 広報 ) 01/03/24 AM00 【印刷用へ
近代以来の科学の認識手法や、証明・実証などの方法論は、その体系の中では整合していると思います。単純な系に置きかえて近似値を求めたり、インビトローでの特殊な条件の下での実験などから導き出される事実は、現象のほんの一面です。だから、それには適用限界があり、優秀な科学者ほど科学というものが永遠に不完全である(永遠に変化し続ける)ということを知っているという事ではないでしょうか。

「科学とは本質的に、常に未完成な学問」という言葉がありますが、この言葉の意味するところはこういうことではないでしょうか。

本当の事実というのは近づくことは出来ても言語化すると実態とは必然的にずれる。しかし、その時の最大限の認識を持ち寄って一旦コンセンサスがとられる。しかし、それは移ろいゆくもので、新たな現象事実の発見や、新たな視点の提示、より整合性のある新仮説などが出てくれば、それまでの蓄積の上に塗り重ねられてゆく。

「事実の認識」とは永遠に一ところにとどまらない、しかしどんどん高度化していくものだと私は思います。科学もそのうちの一つです。柔軟性を失い固定化されたとたん、それはイデオロギーに変貌します。

定説をまるで完成された事実のごとく信じ、それとは異なることを言う人間を、頭から間違っていると決めつけるスタンスは、とても科学的認識とは言えないでしょう。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_2058
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
105019 何故事実の追求が必要なの? 佐藤晴彦 06/02/02 PM09
100074 事実の認識だから外圧に応じて柔軟に塗り重ね進化していく 麻丘東出 05/10/30 PM11
88601 事実が一つでは無い理由 沼田竜一 05/04/09 PM09
84285 まずは事実の認識から マー 05/01/20 PM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論1 新しいまつり場は、国家と市場を超えられるか?
超国家・超市場論2 闘争(能力)適応 と 共生(取引)適応
超国家・超市場論3 置かれた環境を貫く 闘争圧力を把握せよ
超国家・超市場論4 同類闘争の圧力と共認統合の限界
超国家・超市場論5 私権闘争・掠奪闘争をどう止揚・統合するのか?
超国家・超市場論6 生存圧力に基づく同類闘争から、同類圧力に基づく同類闘争=認識競争へ
超国家・超市場論7 私権闘争を統合した 力の序列共認
超国家・超市場論8 国家(力の序列共認)と その統合限界
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
超国家・超市場論13 人類の新たな活力源=圧力源
超国家・超市場論14 外向収束⇒認識収束に応える『認識形成の場』
超国家・超市場論15 『認識形成の場』こそ、新しい社会統合機構の中核である
超国家・超市場論16 ゼロから、自分たちの『場』を作る活動
超国家・超市場論17 新しい社会統合機構が、国家機関を吸収・解体する
超国家・超市場論18 認識形成の『場』を構築することこそ、真の社会活動である
超国家・超市場論19 もう、傍観者=インテリ統合階級は、要らない
超国家・超市場論20 認識形成は遊びではない、生産活動である。
超国家・超市場論21 『認識形成の場』が、なぜ有料化されるべきなのか?
超国家・超市場論22 お金は、現実の必要度を測るモノサシ
超国家・超市場論23 『必要か、必要でないか』という真っ当な判断の土俵が出来てゆく
超国家・超市場論24 必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく
超国家・超市場論28 新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
超国家・超市場論29 新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する
超国家・超市場論30 実現の論理
判断の土俵と解体・再統合 大学の例
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
社会統合組織の史的総括 国家と教団
社会統合組織の史的総括 市場と演場
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
マイナス原因構造とプラス実現構造という両輪
支配階級の私有権は絶対不可侵だが、庶民の私有権は剥奪され得る

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp