実現論を塗り重ねてゆく
205548 婚姻制度を改めて、学んだ。/未婚、非婚、婚活の原因は、「市場化」だった。
 
猪飼野 ( 50歳代 東京 営業 ) 09/04/30 PM06 【印刷用へ
類設計室の全体で婚姻史を追及していたときから10年以上たって、グループで改めて日本婚姻史を学習しました。

切り口として、婚姻制度は社会の根底規範であるのだから、その時代その時代の集団が受ける外圧に適応した形で婚姻制度も変遷しているはずだと言う仮設を立てて、日本婚姻史を追及してみました。

すると、分析の方法として、その時代の人々の外圧を調べる事に成り、生産様式の具体的なイメージと、為政者達の私権闘争の様子を理解する必要が出てきました。

その様に追求目的を持って歴史書を調べてみると、思った以上に歴史全体が統合されて理解でき、婚姻制度も外圧適応態である事を再認識できました。そのポイントをご報告します。

一つ目のポイントは、土地の私有化の流れが、母系制から父系制へと変化させていく変遷です。

律令制度によって耕作地の私有制が確立され始めて、その土地制度から税金を取るという権利の奪い合いが始まり,荘園や更には封建制度を構築と言う私権競争の外圧変化が、あらためて理解できました。

そして土地私有である私権社会の発展は、武力社会で成立します。武力社会は男中心の社会です。そして獲得した土地権利は自分の氏族に継承することで氏族はさらなる私権集積を図りました。その為には自分の息子に資産継承する必要性が高まってきます。つまり父系社会です。

元来は、共同体の中でしか婚姻しなかった女(母系社会)も、次第に外に奪われていく形態に移行していく事に成ります(具体的には、妻問婚⇒婿入婚⇒嫁入婚)。

土地私有が始まり、私権社会発展と供に共同体は解体して行きますが、婚姻制度も共同体の女性が私権男に奪われる形となります。父系社会の嫁入婚と言う形態に推移して行く理由が明確に理解できました。

二つ目のポイントは、貨幣経済という市場化の普及です。この市場化競争は、集団から切り離された個人の私権エネルギー(更には、性競争エネルギー)が大きい集団が、より大きな活力のある集団と成り争い勝っていくのです。近代は一貫としてこの流れです。

つまり個人主義や「自由」の概念がより強く普及した集団が市場社会では勝ち残っていくのです。

その結果、個人の恋愛が解放されて婚姻制度は、集団の承認が必要であった結婚も、個人が自由に決定して結婚するという様式の方向にどんどん変わってきます。

市場拡大と、婚姻の個人決定権への移行は結びついていたのです。

現在の婚姻問題(結婚出来ない、離婚する、結婚しない、子供を生まない)や混乱は、今起こっている市場経済社会の拡大成長の問題と同根の問題であったということです。
 
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
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新理論の構築をどう進めてゆくか

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