昨年のリーマンの破綻以降、世界を覆い尽くそうとしていた金融資本主義・グローバリゼーション・新自由主義に完全にストップがかかった。
実はそれ以前にも、特に南米などを中心として、先住民出身の大統領が生まれるなど、人々は既に、新自由主義の洗脳から脱し始めていた。
それまでアメリカを中心とした西側諸国は、政治権力を裏で操りながらメディアを駆使して、「自由は素晴らしい」「市場に参加すれば君達も豊かになれる」と大衆を洗脳してきた。
しかし、今世紀に入り、そのような手法は既に成立しなくなっていた。
欧米諸国によってひどい目に遭わされ続けてきた大衆は、団結し、自分達で共認形成をし始めたのである。その結果が、南米を中心に次々と成立している新政権だ。
金融資本主義の破綻が、この流れに拍車をかけるだろう。この金融と結託したグローバリゼーションや新自由主義というイデオロギーが、「歴史的に誤りであった」ことが、金融システムそのもの破綻により証明されつつある。
アフリカなど世界の他の地域でも、欧米勢力と結託して傀儡となった政権や、金貸しと結託して洗脳情報を流し続けるメディアの力は衰え、普通の人々が自分達の共認域を自分達で作っていく流れは強まっていくだろう。
しかし、この期に及んで、その動きに完全に取り残されている国がある。
日本である。
日本人の多くは、「新自由主義やグローバリゼーションは自分達に充足はもたらさず、残ったのは大きな災厄だけである」という事実は、既に潜在的には気付いている。しかし、特権階級(欧米の傀儡となり権力の自家中毒と成り果てた政治家・官僚や学者やマスコミ205507)だけが、相変わらず事実を隠蔽し、人々を洗脳し続けようとしている。
世界を見渡せば、欧米の傀儡となった指導者がメディアを駆使して行う前時代的な支配様式は終わりを告げているのは明らかである。
日本も、世界の普通の人々と連携し、自家中毒となった特権階級を一掃する時期にきているのではないだろうか。 |
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