現代意識潮流を探る
204440 やる気は脳ではなく体や環境から生まれる(池谷裕二)2〜ポジティブな刺激を無意識が捉える〜
 
SE_Hacker ( 40+ ) 09/04/15 PM07 【印刷用へ
204438に続き、ベネッセ教育研究センター『やる気は脳ではなく体や環境から生まれる──「環境に存在する意欲」の捉え方──リンク』より抜粋
-----------------------------------------------------------------
ポジティブな言葉はその気にさせる

 やる気の発火点は脳ではなく、環境にあります。では、どのような環境のときに、淡蒼球の活動が促されるのか。当たり前のようですが、ポジティブな刺激がなければいけません。

・・・中略

最近発表された実験なのですが、握力計のようなものを渡して、モニターに「握ってください」と表示が出ている間だけ握ってもらいます。開始からの時間と握力の関係をグラフにすると、表示からコンマ何秒か遅れて一気にピークまで立ち上がり、次第に落ちていくような線を描きます(図表)。で、問題はここからですが、またサブリミナルの手法によって、開始の合図の前にほんの一瞬「がんばれ」と表示したらどうなったか。何と、通常の場合より握力が2倍にも伸びたのです。反射スピードも上がって、しかも力が長持ちすることが分かりました。
 ちなみに、何でもない単語、例えば「グレープフルーツ」と表示しても、少し反応は速くなりますけど、「がんばれ」と出したときのような効果はない。つまり、意欲、やる気、集中力などを発揮するのにプラスとなる情報を、私たちの脳は五官を通じて無意識ながらに取り込んで、それに体も反応していることになります。

・・・中略

 受験生がよく、勉強部屋の壁に「目指せ合格」とか「必勝」とか書いた貼り紙をしますね。あれを無益なおまじないのように思う人もいるでしょうけど、脳科学者としては逆に、あれこそが大切だといいたい。勉強に集中している間も時々は視野の隅に見えているわけで、意識に残らなくても、ああいうことをやっていると結構うまくいくものです。
-----------------------------------------------------------------
(つづく)
 
  List
  この記事は 204438 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_204440
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
『のうだま1』脳科学から探る…「ヤル気」を上昇させるには? 「にほん民族解放戦線^o^」 13/10/27 PM04
脳の「共感スイッチ」(1)〜「共認回路」の重要性 「生物史から、自然の摂理を読み解く」 09/04/19 PM00
言葉のチカラ☆.。.:*・° 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 09/04/16 AM01
204447 やる気は脳ではなく体や環境から生まれる(池谷裕二)3〜褒めるべきか?褒めざるべきか?〜 SE_Hacker 09/04/15 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp