脳回路と駆動物質
204180 書籍紹介『奇跡の脳』C〜左脳マインドの働きとは?〜
 
お百姓さん ( 晴れて三十路 銚子 ) 09/04/12 AM03 【印刷用へ
次は、主に左脳マインドについてです。

*****以下引用*****

左の脳は、情報をまとめる面では宇宙の中で最も優れた道具です。左脳のキャラクターはあらゆるものを分類し、組織化し、記述し、判断し、批判的に分析する能力を誇っています。左脳はいつも熟慮と計算によってうまく立ち回ります。口が動いていてもいなくても、左脳マインドは理論化し、合理化し、記録化するために忙しなく働いています。

左脳マインドは完全主義者で、まるで会社や家の管理人のよう。それはこう言い続けています、「全てのものには決まった場所があり、全てのものはその場所に属す」と。右脳マインドのキャラクターは人間性を重視しますが、左脳マインドのキャラクターは財務や経済を重視します。

何かをするとき、左脳マインドは複数の仕事を見事にこなし、同時に出来るだけ多くの機能を演じるのを好みます。左脳マインドは、そりゃもう働き者で、やらなくちゃいけない日課の項目をどれだけ線を引いて消せたかで、その価値を測ります。左脳マインドは物事を順序だてて考えるので、機械的な操作に優れています。違いに注目して特長を見分ける能力は、生まれつきの組立屋さんと言っていいでしょう。

左脳は、パターンを判別する特殊な才能を授けられています。ですから、迅速に大量の情報を処理するのが得意なのです。外の世界で起こるできごとに遅れをとらないよう、左脳マインドはものすごく速い情報処理をします。対照的にゆっくりしている右脳の速さをはるかにしのいでいるのです。左脳マインドは躁状態になる可能性がありますが、これに対し右脳マインドは、怠惰になる可能性を抱えています。

二つの大脳半球のあいだの思考、情報処理、言葉、行動面での速さの差は、異なる種類の感覚情報を処理するときのそれぞれの能力の差なのでしょう。右脳は、長い波長の光を知覚します。ですから右脳マインドの視覚的な知覚はやや溶けて柔らかい感じになります。知覚が鈍いことで、右脳マインドは事物がどんなふうに関係しているかという、より大きな絵に集中できるのです。同様に、右脳マインドは低周波の音に同調しますが、それはわたしたちのからだや自然の中で普通に発生するものです。そのために右脳マインドは、生理機能にすぐに耳を傾けるよう、生物学的に設計されているのです。

対照的に、左脳は短い波長の光を知覚して、明確に線を引いてはっきりした境界をつくる能力を高めます。その結果として、左脳マインドは生物学的に、隣り合った物体のあいだを分かつ線を認識する能力が高いのです。同時に、左脳の言語中枢は高い音に耳を傾けますが、通常は話し言葉が高い音であることが多いため、言葉を検出し、識別し、解釈することができるのです。

左脳の最も顕著な特徴は、物語を作り上げる能力にあります。左脳マインドの言語中枢の物語作りの部分は、最小限の情報量に基づいて、外の世界を理解するように設計されています。それはどんな小さな点も利用して、それらをひとつの物語に織り上げるように機能するのです。

最も印象的なのは、左脳は何かを作るとき、実際のデータに空白があると、その空白を埋めてしまう能力があること。そのうえ、ひとつの話の筋を作る過程で、シナリオの代替案を用意する天才的な能力まで持っています。(『奇跡の脳』p.171〜175)


以前「男脳と女脳」についてるいネットでも論じられたことがありましたが、それに加えて、同じ個体の中でも左脳と右脳が博士の言うようにはっきりと異なった働きをしているとしたら、個体の中でも「変異と安定」など脳の役割分担が行われたり、また人種間でも異なる発達の仕方をしてきた可能性も考えられるのではないでしょうか。今後ぜひ追及したい分野です。
 
  List
  この記事は 204178 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_204180
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
204919 日本人の脳に主語はいらない1〜想像とは仮想的身体運動である 狒狒 09/04/22 PM01
『奇跡の脳』〜右脳と左脳、そのマインドの違いとは??〜 「生物史から、自然の摂理を読み解く」 09/04/15 PM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
新しい潮流7 同類圧力は、新しい認識によって生み出される
新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置
新しい潮流10 外向仲間収束は、観客から協働者への移行の土台となる
新しい潮流11 外向仲間の拠点(収束核)が、認識形成サイトである
新しい潮流12 外向仲間の本質は認識仲間である
新しい潮流13 認識仲間の実現基盤
新しい潮流14 社会空間における本源共認の実現形態
認識形成サイト1 認識仲間の演場となる拠点サイト
認識形成サイト2 単なる共鳴・伝播と参加・協働の違い
認識形成サイト4 市場原理の観客読者と本源原理の協働読者
発信欠乏は、喉元まで出かかっている
認識の営業は、相手を選ばない
対象は、ネットに馴染んでいない普通の人々
認識営業の『まつり場』こそ、『原初の社会』である
新しい社会の原基構造
認識を伝えた相手にも、同じ充足感を味わってもらう
認識営業の条件:対象はあくまでも新しい相手
私達は「気付き」始めた
本当にどんどん広がってる!
新たな世代間対立の始まり
みんな期待に応える場では、全員が供給者=需要者
サークルの引力と交流会の引力
バラバラだった社会現象が、交流会では繋がっていく
心斎橋(アーケード)路店でA
心斎橋(アーケード)路店でB
心斎橋(アーケード)路店でC
「次は、路上の時代になる!」と言い切った、その女の子。
共認運動の最前線(なんでや露店)と後方基地(なんでや勉強店)1
勉強って、こんなにも面白いものだったとは!
なんでだろう?を超えてしまった高校生
おばちゃんの表情に見る社会不全の表出
なんで屋さんはなんでも屋になれる
否定を超えて可能性基盤へ 
大衆の言葉の変化もプラス思考で
発信するために、受信する
ツイッターで、ひたすら皆の役に立つ事実を伝える。自らが媒体になりきる。

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp