>大量の食塩に、グルタミン酸ナトリウムに代表される化学調味料を複数加えます。調味料(アミノ酸等)と表示されます。たんぱく加水分解物でコクをつけ、豚やチキンのエキス類を加えてとんこつ味やチキン味にしつつ、さらに香辛料で刺激的な味にする。
こうして、私たちの味覚は麻痺していきます。(202718)
この投稿を読んで、日々の食べ物が危険だと気づかなくなっている感覚に、とても危機感を覚えました。上記の事例と同様に、「味覚」も市場の加工物によって作られていることが実感できるできごとがありました。
農業を営んでいる方で、肉もほとんど食べず、育てた農作物を採って、味付けも必要最低源で食べているそうです。
その農園の方いわく、「『ぜんざい』を作るときは、普通の人に合わせるためには甘さを2倍にしないといけない。だから、僕たちが食べられないくらいに砂糖をどっさりと入れるよ。」なのだそうです。
そして、一般の人の「おいしい」は、農園の人にとって「まずい」「濃い、甘い」で全く味の感覚が違うそうです。
市場に出されているものは全て、過剰な味付け、過剰な添加物で、味覚はそれに慣れすぎておかしくなっています。
例えば、しっかり味付けされた「メロン味のメロン」「色鮮やかな大根」が当たり前となっています。採れたての作物を食べるとむしろ違和感(まずい)を感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
僕たちの味覚は市場によって作られた食べ物を「おいしい」と感じる、という危うさの認識はとても重要だと思います。 |
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