私権原理から共認原理への大転換
202670 市場に代わる可能性を日本人は既に知っている
 
健太 09/03/22 PM00 【印刷用へ
実体経済の何倍にも膨らんだ金融マネーによる金融危機はグローバルな市場経済システムによりあっと言うまに全世界に波及し同時不況に陥っている。

過去には、1997年にヘッジファンドの仕掛けによりまずタイのバーツが売り浴びせられ通貨危機に陥ったことを思い出す。その時にはインドネシアやマレーシアなど次々と東南アジアに広がり、このアジア通貨危機は韓国やロシアにも及んだ。ロシアは国家破産の状況にまで陥った。
タイなどそれまで経済成長も年間9%程度維持しており良好であったがファンドのマネーゲームによりあっという間に危機に陥ってしまった。

その当時、国民の尊敬を集めるタイの王様が「地方に帰って農業をしなさい」と国民に呼びかけ、農村回帰が起こったと記憶している。

また、ロシアでも餓死者が出たとは聞かなかったのは、家庭農園が人々の「食」を支えたと聞く。

そんな記憶が強く残っているのは、市場絶対の訝しさを既に感じていたからだろう。

江戸時代への回帰は単なるノスタルジーではなく、「もったいない」の価値観が濃厚な社会であり、循環型社会の実現形態が着目されているのだろう。

農業回帰についても長らく日本には「村落共同体」が確かに存在していたわけで、市場社会とは画された社会の実現態があったことを知っているが故に、可能性を見出そうとしている動きが出てきているのだと思う。

デビッド・ピリング氏の記事からは市場を絶対視した見方しか伝わってこない。
 
  List
  この記事は 202046 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_202670
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp