現代意識潮流を探る
202447 日本人は具体的な収束先を探索し始めた
 
大嶋洋一 ( 46 福井 電気・情報設計 ) 09/03/19 AM04 【印刷用へ
日本はもう40年も前から豊かさを実現し、私権に代わる収束先を探し続けてきた。世界でここまで行き着いた国は日本だけかもしれない。

行き過ぎた市場主義経済が社会を破壊していく惨状を経験し、この収束不全の状況から、一歩前に進み、具体的な収束先を探索している姿が、この投稿「日本人が江戸を思う」に表れていると思う。

>貧困が消滅し、私権の強制圧力が衰弱すれば、人工的に作り上げられた「私権だけ」といういびつなタガが外れて、生物本来の基底的な判断機能が再生されてゆくのは当然である。33995

生物本来の規定的な判断機能というのは、正に集団原理と共認充足だと思う。

今「日本人が江戸を思う」は、単に

>明治以前の日本は平和で整然としていて、手つかずの、人懐っこい国だったと言い、そういう国に立ち返るべきだと話す。
>今の日本には確かに危機感よりも、昔を懐かしむ強いノスタルジアのにおいがたちこめているという。

ではなく、

57009 江戸時の「リサイクル」は消費者の知恵ではなく生産者の知恵
105056 なぜ、江戸時代の日本は滅亡しなかったのか?
158714 江戸時代の教育(1)〜教育水準は地球史上でも群を抜く高さ〜
161026 江戸時代の農業に学ぶもの
161914 江戸時代の流通可能な預かり証 「米切手」
197073 鎖国体制とは主体的な経済政策である

でも紹介されているように、西欧社会のような私権闘争によって人間本来の基底的な判断=集団原理や共認充足が破壊された社会とは違って、日本人にはそれらの意識が残り続けているから、真っ先にその実現態へと向かっているのだと思う。

それがない外国人にとって、その姿は全く奇異なものとしか映らないのかもしれない。
 
  List
  この記事は 202046 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_202447
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
250443 失った基盤を取り戻す為、今こそ江戸を思う。 永峰正規 11/04/28 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp