18718 構造認識の現況2 特権知識階級の商売道具と化した「構造認識」
>知識人が答えを出せない理由は、未だに否定or自我に基づいて思考しているが故に、既成の誤った「構造認識」や「価値観念」から脱却できないからである。
>新しい『基本構造』は、否定意識や自我意識に(もちろん感応観念にも)囚われない新しい潜在思念によってのみ考究される。
今や、品質・コスト・納期といった評価基準のすべてを実現(高品質・低コスト・短納期を共認)しえなければ、生き残れない。その現実の共認圧力の中では、否定意識や自我意識は淘汰される。
例えば、比較的新しいIT業界(システム開発)においても、技術のみならず、開発プロセス(活動のすべて)におけるフレームワーク(基本構造を成す観念体系)の構築、及びその適応力の構築が、勝敗を決する時代に入った。もはや、従来の潜在思念(工夫思考)と精神論(感応観念)では勝てない。
目先の適応ではなく、本源からの適応。そのためには、『基本構造の認識が必要である』とする認識は、すでに顕在化している。
ただし、現状は、その構築が不十分であるか、あっても使いこなせていない。それは、その体制を逸早く構築しえた集団が勝てることを意味する。つまり、集団が“基本認識(構造認識)”を獲得しているか否かが勝敗を決する時代になったのだ。 |
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