企業を共同体化するには?
200078 金融危機を機会に新たな可能性社会を創造する。
 
今井勝行 ( 中年層 東京 会社員 ) 09/02/19 AM10 【印刷用へ
 米国発金融危機は起こるべきして起こったが、昨日日本のGDPが発表され−13.7%の下落率でした。米国は−3.7%、EU圏は−7%前後となっている。何故こうなってしまったのか。

 評論家や経済学者は「日本の輸出中心の経済構造が弱点として、米国やEUの消費低迷によって大きな打撃を受けた」と見なしている。

 この経済統計は日本のGDPは昨年の4月からマイナスを示している。金融危機以前に下落の兆候が見えている。具体的な事例として、マンションの販売率も昨年初頭から低迷し始め、車は5〜6年も前から販売低迷している。百貨店に至っては1990年から低迷して好景気にも浮上出来ないでいる。’70以降一貫して物離れの時代と言われています。この間の企業業績は円安や輸出によって利益をもたらして一面は有ります。
 しかし、日本は1992年にバブルが崩壊して、「失った十年」と言われ日本は今回の金融危機には被害が最も少ないので、金融対策は日本の教訓を生かすべきだと見栄を張った。しかし、現実は惨憺たる状況になっている。果たして、金融危機が大きな低迷の原因だろうか?

 有る新聞で経済的な危機は他国に比べて少ない日本が、世界で危機意識は最も高いと言う記事を見た。
 この間の現象をどの様に見たらよいのだろうか。学者が言っていることは、現実的なデーターから指摘が的確でない。元々、日本は何年も前から消費低迷している。それに対して、無理矢理消費を喚起するために大量の赤字国債を発行して国家投資を行ってきたが、目に見える効果はなく莫大な借金だけが残っている。政治家も学者も国民の日本への危機意識と不全を捉えることが出来ず、米国同様に無駄な消費をさせてきたのが実態ではないだろうか。その危機意識が2008年初頭から顕著に消費低迷が始まり金融危機で一層加速したと見るべきではないだろうか。

 物離れ、金融低迷、消費低迷の流れは止められない。現実的に市場経済が崩壊しつつあると言える状況です。景気対策として、また、公共投資を行ってもどの程度効果があるのだろうか。この辺の経済仕組みを見直しから始めない限り新たな社会の可能性を見付けることが出来ないのではないか。そうなると、経済対策も全く方針が変わってくる筈です。
 社会的には雇用問題が最も重要で、誰でも社会の為に働く機会を提供するなど解決を図る重要な要素で、今まで敬遠されていた職種やボランティアにも報酬を与えなど新たなサービス業務としての雇用機会も必要である。これからの、未来図を想像する事が社会的な課題です。
 
  List
  この記事は 19061 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_200078
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp