少し旧いデータですが、2007年3月末の日本でのブログ利用者数は約780万人に達し、閲覧者数は約3500万人に達するという総務省の調査が発表されています。
ネットでの発信の場が増え、その気になれば素人であれ知識人であれ、相互発信の場が整備されているのに「今の社会不全をどうする?」という意識潮流にならないのはどうしてか?
ブログ利用者の意識を調査したデータがあったので紹介すると、
(以下引用)
>ブログ開設経験者を対象としたアンケート調査を行ったところ、
[1]自己表現、[2]コミュニティの形成、[3]社会貢献、[4]収益目的、[5]アーカイブ型利用
の五つが開設の動機として重視される傾向にあることが分かった。
自己表現を重視するグループは、ブログで自己の心情・意見や事実・体験等を記述することにより、自分と向き合ったり、ストレス解消等の内面的な効用を得ることを強い動機としており、全体の約3割が該当する。・・・
(中略)
>また、全体の1/4は、自己の関心分野を中心としたコミュニティを形成することを強い利用動機としている。
(総務省:平成20年版 情報通信白書リンク)
とのことです。
この状況が本当だとすると、大半は各個人の不全解消ツールとなっている可能性がある。
社会統合や変革期待の可能性を発信する優良なブログも増えてくる一方で、対照的な現象だ。
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