思考革命:問題意識発から可能性発へ
199822 「固定化」と「つながるか否か」の繰り返しが実現に向かう
 
橋本宏 ( 20代 大阪 会社員 ) 09/02/15 PM10 【印刷用へ
あらゆることをしっかり固定化したつもりでも、後からトラブルやミスが爆発することがある。これは細部までの確認不足が原因のように考えられているが、問題の本質は「固定化した・していない」という捉え方にこそ原因がある。

ものごとを固定化するのは「観念」による。金額勘定の「数字」や物質の「名称」から、この問題の原因はこれで、解決策はこれだという認識レベルまで、全ては人類の最先端機能である「観念機能」によって「固定化」が可能となる。だから、より深く、正確に多くの人との共認が可能となった。

しかし、観念は一度定着すると変わり難いという欠陥も秘めている。ずれた観念や一旦固定化され色褪せたものも「固定化」されると、不変(普遍)的なもののようにそれが正だと認識する状態になる。

「なんか違う気がするが、期限が無いから原案でいく」という不安心理による固定化、「一旦固定化されたから、これが正しいんだ」という固定化は、気付かぬうちに観念により独断的な固定化がなされ、しかし所詮は捨象にしかすぎず、後から問題を勃発する危険性を秘めている。

観念による「固定化したか否か」のサイクルだけでは、必ず現実場面とズレた状態となるのだ。

>現在、私権闘争は衰弱し、現実は既に同類圧力にその姿を変えつつある。しかもその圧力源=活力源は「あくまでも人々の期待に対する応望が主目的であって、闘争が主目的なのではない。」(32528
すなわち共認時代へと移行した現在、外圧適応=人々の期待に応えることだ。

つまり何よりも重要なのは、「固定化」したものを潜在思念(直感)上の地平で「つながるか否か」判断するサイクルだ。外圧(現実)とつながり適応する状態が保たれていれば、仕事はうまくすすむ。

潜在思念上での判断軸は、期待と応合の関係、自然の摂理という、相手発であり原理原則発である。自分の都合やごまかしが介入する余地が無い。だから、「何かおかしい」「つながらない」という感覚は方針を軌道修正するチャンスで、その感覚の観念化することに注力し組み替える。
また、潜在思念をもとに一から徹底的に繋ぎなおすことは、今までの「固定化」が崩壊するのではなくて、主体と対象が一致する⇒同化する過程とも言える。

現実場面は常に流動的で、答えや構造はそもそも流動的なものである。「固定化すればよい」という観念を塗り替え、何度も何度も固定化しては崩しつなげてみる、この繰り返しこそが「実現」へと向かうのだ。
 
  List
  この記事は 32528 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_199822
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
前夜の意識状況1 答えがないので、課題捨象
前夜の意識状況2 課題を捨象して充足収束=充足基調
前夜の意識状況3 無用となった感応観念(価値観念や規範観念)
観念捨象の実践模索では足りない=観念を必要とする地平
構造認識の現況1 否定意識や自我観念から脱却できない近代人=現代人
構造認識の現況2 特権知識階級の商売道具と化した「構造認識」
構造認識の現況3 既成観念の全的否定
思考次元1 潜在思念の実践思考
思考次元2 否定意識の倒錯思考
思考次元3 本能⇒共認⇒観念の超越思考(構造認識)
全てのネックは「答えを出せない」という一点にある
現代意識潮流と戦略ターゲット
必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!
不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換
観念パラダイムの逆転1 現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ
観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
観念パラダイムの逆転3 現実とは、人々の意識である
観念パラダイムの逆転5 現実、その下部意識と上部意識
観念パラダイムの逆転6 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
観念パラダイムの逆転7 新しい認識だけが、現実を変えてゆく
新パラダイムの点検1 現実の壁を対象化できるか?
新パラダイムの効用1 現実否定の鎖を断ち切って、プラス活力の上昇へ
新パラダイムの点検2 可能性と不全(肯定か否定か)
新パラダイムの点検3 可能性or不全の源を対象化し続ける源泉
社会収束1 評価共認が生み出す同類圧力
社会収束2 私権圧力を超えた外向収束の潮流
新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置
『必要か、必要でないか』という真っ当な判断の土俵が出来てゆく
必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく
新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する
実現の論理
実現論は、易しいけど難しい
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
大衆には、運動を立ち上げる余力が無い→余力を与えられた悪徳エリートが支配する社会
金貸し勢力の弱点と自滅の構造
金貸しと悪徳エリートに止めを刺すのは?

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp