健康・食品・医療
199389 『快癒力』篠原佳年著(4) 〜自分からみんなへの意識転換〜
 
復讐の叫び 09/02/10 AM03 【印刷用へ
続きです。

(3)同様ですが、「病気はよいもの」とは捉えにくいですが、きちんと対峙することが必要です。肯定視がポイントです。そして、自分本位からみんなへの意識転換が最も大切であること、これは、人間にとってもっとも本源的な部分であり、今後も不変部分でなんだと思います。そして快癒力とは【共認治癒力】と同義なんだと思います。

『快癒力』篠原佳年著 
2012年の黙示録 『快癒力』より引用します。

■生きるエネルギーを上手に配分すること

 治すという立場に立ったとき、「病気を悪いもの」と考えるのはよくないと再三述べてきました。なぜかというと人間の思いはエネルギーだからです。人間は生命エネルギーがあるから生きています。このエネルギーを人間は自分の人生のさまざまなことに振り分けて使っていますが、人生を左右する最大のポイントはこの配分にかかっています。

(中略)

 病気になるということは、病気づくりにエネルギーを振り向けていることである。悲しい人、つらい人、苦しい人はそういうマイナスの部分にエネルギーを振り向け過ぎているのです。子供時代が「幸せだった」と思える人は、その頃の自分かエネルギーをどんなことに振り向けていたかを思い出してみることです。

 夢、希望、愛、友情、調和、安心、平和、満足、そういったものに満ちていたはずで、それがすなわち幸せの構成要素なのです。そして、そういうものへと自分のエネルギーが振り向けられていた。くったくのない無邪気な時代というのは、みんな幸せに生きられます。ところが20代、30代に入ってくると、エネルギーが違うものに向けられるようになる。競争、失敗、敗北、憎しみ、恐怖、そういうものにエネルギーが向けられるようになる。人生がつらく苦しいものになるのはそのためです。

 なかでも大きいのが病気への恐怖で、子供の頃はまったく心配しなかったことを、年がら年中意識するようになる。すべてが病気づくりへと向けられはじめるのです。また加齢ということが、若さの喪失、肉体の衰えを意識させるようになる。それに加えて実社会での生きる苦労もある。こうして子供時代にいきいき、わくわくするものにだけ向けられていたエネルギーが、使いたくないものばかりに向けられるようになるのです。

 それは仕方のないことだ、というのがこれまでの常識ですが、決してそうではない。大人になっても健康で溌刺と自分の人生を生き抜いている人を見れば、その人たちのエネルギー配分が子供時代と大差ないことがわかるはずです。むしろ大人になって知恵がついたぶんだけ、配分の仕方は上手になっている。同じような境遇でも、人生が180度違ってくるのは、エネルギー配分の仕方によるといっても過言ではありません。

 ではどうすれば人生を幸せに導き、健康も損なわないようなエネルギー配分が適正にできるかですが、それは意識を変えることしかありません。意識の扉を開けて、意識改革を断行する。たとえば病気になったら「病気はよいもの」と考えるのです。

 私は医師として長年病気を治すことに夢中になってきましたが、最近は病気を「憎い敵」とは思えなくなってきているのです。病気になるのはそんなに悪いことだろうか。病気になることはその患者さんにとっては、ものの本質、すなわち自分にとって何が大事なことなのかを気づかせてもらうための、またとない機会なのではないか、と考えるようになったのです。

 私たちはそれぞれのやり方で一生懸命に生きています。しかしその生き方が自然の本来のあり方と調和しているとはいえないかもしれない。自分本意で、自然の法則や秩序を乱しているかもしれない。生命活動はあくまで自然の法則に忠実ですから、そのような生き方は自分の健康にとってはマイナスなのです。

 また、その一生懸命さが自分にはよくても、周囲や家族たちにもよいとはかぎらない。社会にとっても害をおよぼしているかもしれない。そうしたもろもろのことに、ふだんはなかなか気がつかない。病気になることによって気がつくことがある。病気は「神様からの熱きメッセージである」というのはそういう意昧なのです。

 病気がきっかけになって、それまでの人生を軌道修正する人は少なくありません。病気になることで、それまでは気がつかなかった自分の本当の姿が見えてくる。そして、それまでの自分の姿が本来の自分ではないことに気がつく。もしそういうことになれば、病気は決して悪いことではないとわかるはずです。

■他人への心づかいに徹してみよう

 病気を治すには、意識を変えることが何よりも必要です。病院へ行けば医者は薬をくれるし、いろいろな治療を施してくれます。しかし、こうした医療行為が病気を治すと思うのは間違いです。そうしてもらったことによって「治る方向に向かった」という安心感が病気を治すのです。

 つまり病気を治すのにいちばん重要な要素は、その人の意識の転換ということです。では、どう意識を変えればいいのか。それは再三申し上げてきたようにエネルギー配分を適正にすることです。

(中略)

 これを脱するよい方法がひとつあります。それは前にも述べたように「気は他人のために使えば使うほど、増えて自分に返ってくる」というのを利用することです。いまあなたが病気で苦しんでいても、できるだけ他人のために役立とうと考えることです。

 他人への心づかいに満ちた毎日を送っていれば、気は充実して体は必ず健康体へと向かっていきます。他人のために何かをすることは、他人のためではなく本当は自分のためだということです。他人のために何かをするということは、本当は目に見えていない自分にエネルギーを送ることなのです。

 次々と病気に侵される人がいます。私はそういう人を何人も見ていますが、そういう人に共通する特徴は「自分本位」ということです。「自分だけがなぜこんな病気にならなければいけないのか」と本気で腹を立てている。腹を立てて天をのろい、自分の運の悪さを嘆いている。こういう人たちには自分の姿しか見えていないのです。

 自分だけが苦労する、という意識が自分の心をよけい苦しくしているのです。世の中に目を向けてみれば、自分よりもっと悲惨な運命におかれている人だってたくさんいる。そういう人たちにくらべれば、自分は「なんと恵まれているのか」という見方もできる。それをしないのは自分の姿しか見えていないからなのです。

(後略)

以上引用終わり。
 
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