思考革命:問題意識発から可能性発へ
19864 否定意識からの脱却
 
庄恵三 ( 53 神奈川川崎 営業 ) 02/01/04 PM03 【印刷用へ
私は所謂70年世代の真中の世代です。全共闘運動が終焉し、小さな設計事務所に就職したころ、ある活動家崩れの人物と知りあい、一体この運動は何を目指していたのかという話題になった時、「とにかく、NON!なんだ。あらゆることに否!を言いつづけることが今、僕等のやるべきことなんだ。」と言った彼の言葉が、消化しきれないままに妙に印象に残りました。確かにあの運動は、既成の大學制度の一部や、それまでの戦前・戦中の旧世代の道徳観を壊し、いわば「消費と性の解放」に拍車をかけた訳ですが、この「否定」の意識を濃厚に残したまま、社会生活に入って行った人が大勢いたのではないかと思います。
30年経った今でも、その意識が現在のマスコミや評論家の主流を占める、あら捜し、シニシズムの論調につらなってると思われてなりません。
しかし、このネットでの最近の論調にあるように、今や大所高所から説き起こした○○思想や○○イズムやその裏返しの大衆迎合主義も、大衆的には何の支持を得られないことはあきらかであり、その胡散臭さに辟易している状況ではないかと思います。
自分自身の中にも未だに、この認識思考は色濃くあるのは否定できません。しかし今やこの姿勢がまさにあらゆる局面で、否定されなければならないのでしょう。
運動論においても、社会不全を声高に唱え、危機意識を煽る従来の「煽動」方式の運動は明らかに糞詰まりであると感じます。やはり、子難しいことは抜きにして、お、それは面白い、それならやってみたいと人々が思える活動の提起を、内に確固とした、状況認識を秘めつつ発信できるかが、今後の運動のありようのように感じます。

 
  List
  この記事は 19822 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_19864
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp