西洋医療と東洋医療
197358 やまざきようこ 著 『おけら牧場 生きものたちとの日々』 を読んで
 
鈴木康仁 ( 25 愛知 農業 ) 09/01/15 PM07 【印刷用へ
やまざきようこ 著 『おけら牧場 生きものたちとの日々』(家の光協会)
を読んで、食をどうしていくか、について参考になる部分や、なるほどと感じたところを紹介します。

以下 本文抜粋
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・「あんたねぇ、何かをやろうとしたら、賛成・反対はつきものだ。10人のうち、自分を絶対に支持してくれる人が1人か2人いて、それを応援してくれる人が2人か3人はいると、必ず足を引っ張る人が1人や2人はいるものだ。あとの3,4人はどっちつかず。かにかをやろうとして10人のうち、6人が賛成して味方してくれれば、物事は進んでいくものなんだよ。逆に10人が10にんとも賛成するときは気をつけなければいけない。何かをやるのに100%全部が賛成するということはありえないと思ったほうがいいんだよ。」
(p89)

○「子供たちが給食の時間が楽しい。待ち遠しいという給食をつくりたい」
○「食べることが楽しくなかったら人生は楽しくないんです。給食が楽しみになるような時間だったら、子供たちは学校が楽しくなるはずです。学校が楽しかったら子どもたちは不登校なんてしないに決まっています。食は生きる基本です。」
◎「給食の役割はただ食べればいい、お腹を満たせばいいという時代は終わりました。今は飽食の時代といわれていますから、自分で食べるものをきちんと選べるような子どもを育てる必要があります。これからは、給食を通して、実際にいただきながら、食べ物のことや自分の体を維持すし守ることを教えていく時代です。(中略) 食の大切さをきちんと教えていくことがこれからの給食の役割です。」
(p114,115)

・地元の農産物を給食に取り入れて、子どもたちと地域の人たちを学校給食が結びつけている地域が各地にある。
・山形県の長井市では、市民が行政に働きかけて、官民一緒になって「レインボープラン」を策定した。そのレインボープランとは、地場さんの野菜を子どもたちの学校給食や地元の病院で使ってもらう。その野菜の残り屑や残飯を集めて堆肥化する。また、町の人たちにも地元の農家のつくった新鮮な野菜を使ってもらい、庭先にコンポスターを置いてその野菜クズを生ゴミ堆肥にする。その堆肥を集めて成分調整し、農家や家庭菜園の畑に還元する。市民全体で取り組むことによって、子どもたちの目が地域に向かい、食べ物に興味を持ち残飯が減ったという。
○地元で生産された農産物を地元で使うことにより、町の人たちも安心して食べることができ、農業を通して地域内循環ができるようになった。農協と農家と行政と給食センターと町の人たちが話し合って地域内循環システムをつくり上げることによって、子どもたちの給食や地域の農業に対する関心が大きくふくらんでいくようになった。
 (p121)

○男たちはまず採算から考える。だから発想にその先がない。大人たちは、子どもは、子どもだから何もできないと思っている。が、子どもは大人たちが思う以上にさまざまな能力を持っている。エネルギーがいっぱいだ。子どもの思いのままにやって、大人たちが応援し、知恵や力を貸してやると、思いがけないことをやってしまうことがたくさんある。(後略)
(p188)

○「この畑で育った種は、この土地に一番なじみ、虫にも病気にも強い作物を育てる。昔と違って種そのものが農薬に汚染されているかた、初めての年はまず、種をつくることから始めなくては。(後略)」
(p228)

◎「自分の食べているお肉がどうやってつくられたのか、どんな牛の肉なのかみんなまったく知らずに食べているんだぜ。日本全体で何万何千個という受精卵の分割卵を移植して、461頭が受胎して産まれ、そのうち144頭が子牛で売られ、66頭がすでにお肉になって人々のお腹におさまっているということだ。本当のことを知らないで、よくもおいしいか、おいしくないかで食べられるよな、この国の人たちは」
(p258)

○町の中で育った私の凝り固まった偏狭な物の見方や価値観を、生きものたちは見事にぶち壊してくれた。
(p268)

◎自然や作物、動物を育てる農業は行き詰った子どもたちの心を開放して、自由に物を見て感じる感受性を養ってくれる。
(p269)
 
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