日本人の起源(縄文・弥生・大和)
197310 鎖国時代の日本は、現代日本よりも、よほど海外情勢を冷静に分析していた!
 
倭民 09/01/15 AM00 【印刷用へ
「鎖国」と聞くと、内向きで自閉的なイメージがありますが、江戸時代の実態はそうではなく、外国情勢をしっかり見極めていました。

鎖国とはいっても、オランダや中国とは海外交易を行っており、近代西欧の蒸気船や蒸気機関車などの知識、大砲などの技術を吸収していました。また、両国からの「風説書」によって、アヘン戦争の顛末をはじめ、列強が日本に開港を求めていること等も事前に把握していたのです。

実際、ペリーが来航することを幕府は事前に分かっていたし、戦力的に巨大艦隊に対抗する術はないという判断をすると同時に、黒船には補給線がない以上戦争にはならないと、冷静かつ的確に状況を分析していました。

結局幕府は、戦争を避けて最小の譲歩で条約を結び、一方で今後の対決は不可避との判断から、急遽スクリュー式軍艦2隻をオランダに発注し、長崎海軍伝習所を開講して海軍力の増強に注力しました。

幕府はその後も、石川島造船所、長崎造船所、横須賀造船所を創設し海軍の基礎を作り、1860年にはスクリュー船で太平洋を突っ切ってアメリカまで航行し、外輪式の艦船で大西洋経由でやってきたアメリカを航海術で追い越し、87年にはアメリカ海軍の7割に相当する海軍力を手に入れたのです。


「日本人は外交戦略が弱い」と言われていますが、もともとからそうだった訳ではなさそうです。鎖国をしていた江戸時代は、戦後日本よりはよほど海外情勢に敏感だったし、「日本をどうする」か真剣に考えていました。


(参考)日本国家戦略研究所 ◇日本とその進むべき道(下)リンク
 
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