日本人の起源(縄文・弥生・大和)
197008 聖武天皇は血筋は新羅系だが、政策上から判断すると百済系?
 
小澤紀夫 ( 40代 大阪 営業、企画 ) 09/01/11 AM04 【印刷用へ
 いつから天武天皇(新羅系)から百済系天皇にもどったのでしょうか。 

 聖武天皇は天武天皇の曾孫で血が直接つながっています。また、天皇家は父系である可能性が高いことからも、聖武天皇は天武天皇系(新羅系)であると考えられます。

 しかし聖武天皇は母が藤原不比等の娘・宮子であり、藤原氏(百済系)を外戚にもつ初めての天皇と言われており、藤原氏のいうことを聞くという存在になっていたのかもとも思われます。しかし聖武天皇は藤原氏とは対立していました。聖武天皇の治世の初期は皇親勢力を代表する長屋王が政権を担当していました。天平元年(729年)に長屋王の変が起き長屋王は自殺、長屋王の変は長屋王を取り除き光明子を皇后にするために不比等の息子で光明子の兄弟である藤原四兄弟が仕組んだものといわれています。

 聖武天皇は全国に国分寺を造り、仏教を広めました。新羅系の神社が百済系の神社よりも全国に多数あるので、改めて全国に新しい神様として仏教を広め、全国に国分寺を作り、新羅系の神様の存在を薄めたいと、百済系の支配者(藤原氏や聖武天皇)は考えたという可能性があり、その政策は百済向けと解釈されます。聖武天皇は血筋は新羅系だが、行なった政策は百済系ということになります。ちなみに天智天皇系(百済系)の平安期になっても仏教は普及され、平安京にも多数の寺が建てられています。

 天平年間は災害や疫病(天然痘)が多発したため聖武天皇は仏教に深く帰依し、天平13年(741年)には国分寺建立の詔を、天平16年(743年)には東大寺盧舎那仏像の建立の詔を出したと言われています。新羅系の神様の存在を薄めたいというわけではなかったことになります。 

 天武系【新羅系】の血統が途絶え、天智系【百済系】に戻るのは49代の光仁天皇からです。ちなみに天武天皇は40代、聖武天皇45代です。

『続日本紀』に拠ると、桓武天皇以後、山陵の奉幣は天智40代から間を飛ばしてすぐに光仁天皇49代となり、天武系の諸天皇の奉幣は、平安時代以降は全く確認できず、また現在でも、天皇家の事実上の菩提寺である泉涌寺において位牌が置かれているのは、天智の次は間を飛ばして光仁となり、同様天武王朝(天武、持統、文武、元明、元正、聖武、孝謙、淳仁、(称徳))8人の位牌はありません。

 また天平勝宝8年(756年)に天武天皇の2世王・道祖王を皇太子にする遺言を残して聖武天皇は崩御しています。心は天武天皇系(新羅系)であったということです。

 
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