経済破局は来るのか?
195763 CDS保証料率=企業の余命 (1) 最近の各企業のCDS保証料率の推移
 
匿名希望 08/12/27 PM00 【印刷用へ
「企業の余命」を判断する数値として、CDSの保証料率が注目されている。

CDS保証料率(インフォバンク マネー百科より:リンク
「CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)保証料率とは、CDS契約の買い手が売り手に支払う料金の元本に対する割合で、CDSをオプション取引の一種とみなせば、オプション料率に当るものです。
 CDSとは、貸出債権や社債など債権の保有者が、相手先の債務不履行などクレジット・イベントが生じたときに、その損害を補償してもらう契約を第三者と結ぶものです。
 保証料率は、そのときの金融・資本市場の市場心理を反映して上下します。市場が平穏に推移しているときはクレジット・イベントの発生確率が低いので、保証料率も低水準で推移します。これが2008年3月のリーマン・ショックのような大事件が起こると急上昇します。
 CDS取引は個々の案件ごとに相対取引で行われるため、保証料率の実態を知るのは難しいのですが、一般には、アイ・トラックス・ジャパン社が国内主要50社の5年物取引実績を集計した指標が使われています。」

つまり、CDS保証料率が高い程、その企業の倒産危険性は高いということである。CDS保証料率は、bp=ベーシスポイント=1/100%という単位で表され、目安としては、400bp以上で危険、200bp以上が要注意と言われている。

ここで、ここ数ヶ月のCDS保証料率上位企業の保証料率の推移を見てみたい。

参照企業  2008/8/1 2008/10/1  2008/12/25
アイフル    550   1,400    2,900
武富士     448    880    2,488
日本航空    524    701    1,560
オリックス   146    277    1,285
プロミス    202    299    1,140
ソフトバンク  488    591    1,014
全日本空    163    226     919
アコム     163    198     846
荏原製作所   187    266     585
クレディセゾン  57    167     553
住友不動産   245    328     546
日産自動車    94    121     532
西松建設    141    268     517
パイオニア   118    168     493
大成建設    139    265     490

多くの企業が、ここ数ヶ月で倒産の危険域に足を踏み入れていることが分かる。ちなみに、世界金融危機の最後の引き金を引いた、リーマンブラザーズ破綻は9月15日である。この数値によって金融危機の影響をはっきりと認識でき、驚愕を覚えた。他の企業に関しても、同様に9月を境にCDS保証料率が急上昇しているので、是非こちらのページのグラフを見て頂きたい。(東京金融取引所 CDS参考値:リンク
 
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