金融危機を受けての金貸しの基本戦略は、あくまで私益追求であろう。具体的には、経済的伸び代がまだ見込める新興国を拠点にして市場拡大する戦略や、貧困のアフリカを市場化する戦略。
或いはロシアなどは、その豊富な資源を後ろ盾にして、世界覇権を狙っているかのように見える。
また、国家の枠を超えた排出権取引市場なども含め、いずれも私権追求のベクトル上にあるが、中長期的視野で眺めてみると、いずれも勝算はない。
いずれ「認識」が国際間の筆頭圧力になるだろう事が、予測できるからだ。
既に「金融危機⇒金貸し勢力没落⇒私権原理から共認原理への必然的な転換構造」リンク
と、世界的な共認闘争が開始されたという状況認識(192350)が、その根拠だ。
すでに開始された共認闘争の争点は金融危機関連にあるが、そこを乗りこえた局面以降は、いよいよ本格的に、全世界的・全人類的課題に対する「答え」を巡る同類闘争局面に突入するだろう。
広く国際レベルまで視野を広げ、全方位的な答え期待が高まっていく事を考えると、国際共認まで実現しうる「認識」を磨き上げる必要を自覚すると同時に、活力が湧いてくる。 |
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