本能⇒共認機能⇒観念機能
19275 ドーパミンは加速(増幅)物質
 
吉国幹雄 ( 48 鹿児島 講師 ) 01/12/25 PM07 【印刷用へ
蘆原さん、ドーパミンはサル・人類にとってきわめて重要な神経伝達物質(快の覚醒物質)と思われますね。
この神経伝達物質は、「覚醒剤」としての悪〜い(?)イメージだけでなく、精神活動においても「プラスの色をつけて」ドライブしている伝達物質と思われます。それだけでなく、前回18758で触れたように、私は不全(マイナス)捨象にも深くかかわっているのではないかと思います。…ドーパミンは加速(アクセル)作用であると同時に、急ブレーキの作用でもあるということでしょうか。

ドーパミンはサル・人類において、危機状況(恒常的な不全感)を突破するために、その不全を快にするという重要な役割を持ったと考えられます。ただし、出発点はそうでしょうが、既存の覚醒物質(ノルアドレナリン)の覚醒度(刺激度)をさらに高める形で使用しているために、興奮でも抑制でも加速する(増幅)といった形で伝達物質を進化させたと思います。実際にドーパミンレセプターには大きくは興奮と抑制の2種類のレセプターD1とD2があります。

ドーパミンレセプターD1とD2については、以下を参照してください。

リンク

その観点では、欠乏を加速するためにドーパミンを使用していると、容易に予測されます。
 
>これを見ても、このドーパミンを主要伝達物質として使っている回路が、一度快感を味わったらそこに刺激を与えないといられない、欠乏回路として存在していることが示唆されます。また、刺激が強ければ強いほど、より強い刺激を求めるようになるという生理学的な構造が存在するようです<(19166、蘆原さん)

欠乏回路として、ドーパミン作動性の回路が関わることは十分に考えられますが、サル・人類以外にも当然欠乏回路は存在しているわけですから、欠乏回路=ドーパミン回路とは必ずしも言えないかもしれませんね。

【欠乏回路】については、私は次のように考えています。
ある回路のシナプスに神経伝達物質が出される。その恒常性を維持するために、短期記憶として(物質的にはその神経伝達物質の量)として記憶される(フィードバックシステムと捉えてもよいと思います)。従って、そのシナプスに必要な神経伝達物質が流れなければ、不足しているという「欠乏」状態(の目)が発生していると思います。これが何度も回路を通るところであれば、物質量も固定されるので、不足すれば鮮明に「欠乏」が、内部情報として捉えれれるのだと思います。特に本能・共認は色付きの神経伝達物質を使っているので、色付きの欠乏となるのだと思います。そして、それを加速しているのがおそらく、ドーパミン。

観念の欠乏については、少し様相が違うような気がしますが、これについてはまた後日検討します。
 
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19362 GABA 蘆原健吾 01/12/26 AM00

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