心の本体=共認機能の形成過程
19269 共認意識の芽生え
 
高樋昇 ( 60歳代 東京 デザイナー ) 01/12/25 AM02 【印刷用へ
19225 西村さん>真猿時代(の同種が繁殖した頃)が一番解りやすいと思いますが、熾烈な縄張り闘争が繰り広げられている状況の中で、他の集団に勝つためには、共認意識(作戦を組みどう闘うか、ある程度の意志疎通が図れかどうかなど)が高い集団の方が、勝ち残っていたと思われます。かつ、序列がはっきりしていないと(誰に従えばいいのか解らないので)勝てない。
>性闘争を放置していたのでは、集団として崩壊してしまう可能性が高い。(本能ではメスとやりたいのだが、集団を維持していく(自分も生き残る)ために、規範を受け入れる)
18706 阿部さん>原猿から進化した真猿が、再び群れをなすようになった背景にも、この群れの本能(=追従本能)が機能しているのだろうと思われます。
>ただし、真猿の群れと他の動物達のそれとの大きな違い、は群れの規範を形成しそれに従う(それを守る)という共認機能にあることに着目したいと思います。
19033 鈴木さん>ニホンザルや、ゲラダヒヒの新猿等のボスザルの交代時期に見られる光景ですが、それまで群れのなかで畏怖の対象であったボスザルが新しいボスに変わると、それまで決して序列闘争で負けなかった若手のオスにさえ、縄張りの外へ簡単に追いやられてしまうということは、実際の闘争能力以上に序列規範という共認機能の事例として挙げられるのではないでしょうか?又、その際、メスザルは一斉に発情してボスとの性行為に備える状態となるそうです。

これらの事例は、共認意識の発生と見ることは、確かにできると思います。しかし、集団意識(原意識、本能)、模倣、追従行動(自意識、本能)として説明することも十分可能だと思います。
また、肉食哺乳類の<狩り>に見られる作戦と分業行動などは、猿類の縄張り闘争より遥かに<共認意識>を感じさせる場合があります。それに比べ、猿類の縄張り確保闘争(作戦)は、単なる排他、威嚇、模倣、追従(自意識)の域を出ていないようにも感じるのですが。もちろん、共認意識の芽生えを否定するつもりではなく、それほど高度の共認意識による行動だとは思えないという意味です。
共認意識の存在を強調しなければならないのは、猿類の<群れの再編成>を前提としているからのようにも感じます(<1870618707 阿部さん>。自分は、群れ崩壊の過程だととらえた方が、自然だし、無理がないと申し上げてきましたが(18952189531917219173)、それには何か決定的な、整合性上での問題があるのでしょうか。
それと、縄張り闘争と性闘争とは、どういう関係にあるのか、よくつかめません。縄張り闘争は主に摂餌環境確保のための闘争であると思いますが、性闘争は、群れの内部的な問題なのでしょうか。猿類の行動が、性闘争を主体としたものであるとすると、縄張り闘争も、相手のボスとの闘争、相手の群れの乗っ取りという形になると思いますが、そういう形は多いのでしょうか。<群の免疫学的多様性を上げるのに有利であるがゆえに、一定期間親和関係にある特定の個体との性行為を抑制する傾向が、ほとんどの霊長類で観察されるそうですよ。 (18712 蘆原さん)>、ということであれば、群れ自体を入れ替える闘争の方が意味があるように思います。
 
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