自然科学という分野の学問は自然を対象化しているものなのかと思っていたが、「科学」というものは実験で実証できないと認められないらしい。だから、実験結果をまず固定して欲しい結果を得るために何回も実験を繰り返し、その欲しい結果を出すというやりかたが横行しているという話を聞いた。そもそも実験の条件設定によって結果はいかようにもなることは少し考えてみれば分かる。
そんな風だから、ある時期にある法則が正しいとされても、何年か後にはそれが覆ったということがよくあるのだそうだ。
一方、飛行機がなぜ飛ぶのかというのも科学的な解明はできていなくても実際には飛行機は飛んでいるし利用している。それは試行錯誤の結果、「使える」ということらしい。
証明できないけど、やってみたら使えるということの積み重ねで多くの技術は実際に使えているということが、「大切なのは現実を対象化すること」ということを物語っているのではないだろうか。
そこには主張などは一切必要ないのだ。 |
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