素人による創造
19148 思考の職人
 
田野健 HP ( 40 東京 監理 ) 01/12/21 PM11 【印刷用へ
>超越存在たる社会の構造に起因する危機や課題は、超越思考(構造認識)によってしか、把握することも解決することも出来ない。

>しかし、A・Bから、プロの知識人には、新しい実現観念を(断片的な構造観念さえ)作り出せる資質がない。

>C.従って、無限大の時間と修練が必要なこと。⇒それは、考える事を専業とするプロにしか一般には出来ない!

3つの四方さんの超越思考への示唆は一般人からはひたすら壁の厚さを実感させる厳しい言葉だと思います。この超越思考は普通の人にとってはとうてい辿り着けない領域なのでしょうか。そこをもう少し考えてみたいと思います。

確かに観念忌避し、現実捨象の感応世界に埋没しているのが現代知識人であり、あるいはイッパシの知識人のつもりでいる一般大衆の現状でしょう。
 
しかし企業人を含めた実生活での仕事の場面ではルーチンワークが大半とはいえ常に現実的な課題や問題にさらされています。そしてその答えを日々、求められ最善の解をその都度OUTPUTいく訓練は知識人でない
我々にも多くの機会が与えられています。
そこで我々は何を思い判断しているのでしょう。会社の評価?自分の評価?お客の喜ぶ顔?自分の満足?家族の為?それとも・・・
そこで少しでも超越思考(構造認識)を駆使して対応しているでしょうか。前例思考というものを打破して、ひたすら課題に埋没して見えてくる答え・・・そんな世界を持っているでしょうか?

そこで職人という言葉が浮かびます。日本国宝といわれるレベルから建設工までその技能のレベルはさまざまでしょう。直感的ですが、彼らの中で一流の領域にいる人たちは技という狭義の世界かもしれませんが、超越思考を肉体化しているのではないかと思います。結果が全ての彼らの世界は対象に真直ぐでへたな感応回路に毒されていないからだと思います。職人の領域は天性もありますが訓練の賜物でなんとかなるように思います。

これが社会の構造認識の領域になると極端に困難になるのでしょうか。
私はこれも思考の職人と捉えればレベルの大小はあれ、なることは可能ではないかと考えています。
四方さんは思考のプロとおっしゃいましたが、職人という方があっているように思います。

思考の職人は自分の全感覚(5感、6感までも)を使って一つ一つ対象を肉体化しようとするのではないでしょうか。職人同士が技能のレベルに関係なくお互いの世界がわかるように、各々、積み上げた事実指向の認識世界は相互に交感する次元があるように思います。

例えは良くないかもしれませんが、縄文時代のシャーマンの立場にいた人物が自然対象世界に対して獲得した認識群を民とともに共有したように。

 
  List
  この記事は 19061 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_19148
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
148286 構造認識が武器となる理由 加藤弘行 07/03/30 AM01
19251 市井の職人 日浦雅俊 01/12/23 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)
新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
関係パラダイムの逆転1
関係パラダイムの逆転2
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力
充足基調から探索基調への転換
'90年代の危機感と変革期待の行方
秩序収束と答え探索の綱引き
潮流2:戦後日本の意識潮流
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
'70年〜現代 収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束
現代〜近未来 対象への同化こそが新しい認識を生み出す
大学生が授業に出るのはなんで?
「やりがい」に潜む社会的欠乏
カリスマ 〜自分たちが共認できる価値観への評価収束〜 
仲間収束 2:一人でできない子
「働きたいから働こう」という意識
快美欠乏に替わって、認識の統合が最高価値になった。
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
芸能か、認識形成か

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp