本能⇒共認機能⇒観念機能
19058 原猿類の生態(資料です)
 
田中素 HP ( 35 長崎 企画 ) 01/12/21 AM02 【印刷用へ
議論の軸とは外れますが、資料として見てください。

■ネズミキツネザル(マダガスカル)
単独生活/縄張り侵入者は雌雄問わず撃退/おそらく縄張り範囲に限定された中で発情期のみの複数と交尾/

■ポト(西・中央アフリカ)
単独生活/縄張り侵入者は同性は撃退するが異性は受容/オス縄張りは複数のメス縄張りを包含(雄の縄張りサイズは雌の密度に規定)/雄は自縄張り内のメスに他の雄が近づくのを撃退(一夫多妻型)/

■ショウガラゴ(アフリカ一帯)
単独生活/縄張り様式はポト同様。/雌同士も血縁(母娘、姉妹)は撃退せず許容、昼は同じ木を寝場所にすることもある/若雄は当初縄張りを持たず放浪、老齢オスとの交代などにより縄張り(+メス)獲得/

■ボルネオメガネザル(インドネシア)
単独生活/雌雄の縄張り領域が一致(異性は受容)/但し交尾以外は接触は殆んど見られない/

■ヴェローシファカ(マダガスカル)
5〜6頭の群れ(ほぼ母系)/個体間序列あり/雌優位/1〜3月の発情期、若雄は頻繁に他群を訪問、雌は1〜複数頭の雄と交尾。群外の雄と交尾することもある。/他群とは緊張関係にあるが匂い付け、威嚇に留まる。

■ワオキツネザル(マダガスカル)
数〜20数頭の群れ(母系血縁集団)/同性間の序列あり、最優位の雄は雌たちの近くにいることが多い/異性間の序列もあり雌が優位/4〜5月に数〜10数時間だけ雌が発情、雄同志はこのときは激しく闘争(普段はけづくろいなども見られる)/群れ同志は排他的関係

(「サルの百科」データハウス、「ホミニゼーション」京大学術出版会より)

手元の本の写真と見比べてみると、原猿はネズミキツネザルのように個々の縄張りを持った単独生活から、縄張り包含による単独オス+複数メスの親和関係⇒血縁メス同士の許容・親和関係⇒母系集団(群れ)へと進化していったことが窺えます。最後の2例のような群れ生活は原猿類では稀で、進化史的にもかなり後期のものと思われます。また雌優位という形態もマダガスカルの数種にだけ見られる特殊例のようです。
 
  List
  この記事は 18858 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_19058
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
150960 闘争集団の成立 資料編 アリンコ 07/05/04 PM07

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
人類の進化
ヒトは何種類いたのか? 「異種同時共存説」による人類進化
「アフリカ起源説を補強する新証拠で、窮地に陥った多地域進化説」 @
「アフリカ起源説を補強する新証拠で、窮地に陥った多地域進化説」 A
単一起源か?多地域起源か?(その2)
アニミズム(精霊信仰)について
シャーマニズムと幻覚回路
原始人類集団のリーダーは、精霊信仰⇒祭祀を司る女であった
共時一体感覚にささえられる文字による共認 2
不安発の古代宗教と感謝・同化の精霊信仰
ネアンデルタール人は「野蛮」だったか?   人類の生活をどう復元するか
スンダランド海洋航海民の誕生
黒曜石、翡翠の広域に渡る存在は、交易ではなく贈与の結果ではないか@
黒曜石、翡翠の広域に渡る存在は、交易ではなく贈与の結果ではないかA
ポトラッチの実態
捧げものが同類闘争圧力により変質したものがポトラッチ
贈与の意義
採取時代の適応原理
「祭り」の多面性と核心
祭りは共生適応ではなく集団統合(解脱+闘争)共認の場
人類の本性は共同性にある@
人類の本性は共同性にあるA
人類はなぜ大地を耕しはじめたか? 寒冷期と農業の起源
4大文明の多元的・同時発生説
戦争がなくならないのはなんで?:ノート2
原始時代〜部族連合時代〜武力支配時代
武力時代の東洋の共同体質⇒秩序収束⇒規範収束
西洋の自我収束⇒観念収束⇒唯一絶対神信仰
白人の部族移動の歴史
山賊・海賊によってつくられたギリシア・ローマ
戦争の起源
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかA〜古代ギリシア・ローマに快楽敵視が存在した証拠はない
西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかB〜隠蔽したいローマ帝国崩壊後の空白の200年間

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp