マスコミに支配される社会
190428 貧困の圧力の消滅により、解脱から涙が消えたのは
 
naturalshoot ( 壮年 鹿児島 講師 ) 08/10/23 AM09 【印刷用へ
70年代以降、解脱から涙が消えて笑いだけになった(24982)のは、三つの理由が考えられる。

○貧困の圧力の消滅により、誰もが私権獲得の可能性が開かれ、私権不全(共認不全)がある程度解消されたから。

貧困時代の私権不全は誰もが抱えるどうすることもできない不全であり、そこで生まれる共認不全は、「笑い」で分泌される一時的なドーパミン系の快感物質では解消できるものではなかった。それ故に、「涙」によって促進される深い癒しと快感持続をもたらすエンドルフィン系の充足物質を必要とした。

○貧困の圧力は生存圧力であると同時に、それをどう突破するかはみんな課題。みんな不全ゆえに涙が必要。しかし、貧困の圧力の消滅によりみんな課題が消滅。課題は個人課題(私権不全は共認不全から自我不全)へとずり落ちた。

私権時代にズタズタにされてきた共認回路であるが、貧困の消滅により私権獲得の可能性が開かれ自我回路(ドーパミン回路)が強くなり、ますます共認回路が貧弱に。解脱回路も自我をよりどころとした解消法しか見出せなくなった。⇒それでは解消できないので、関係閉塞へ。

三つのどれが一番最適解かは迷うところではあるが、「みんな⇒自分」の流れの中で「涙と笑い』から「笑い」だけへの解脱へと推移したのだろう。
しかし、2000年代「自分⇒みんな」の潮流の中で、再び涙が登場しそうなものなのに、そうならないのは、今抱えている不全が統合不全であり、それは観念不全で答えがない限り解消できないからだ。
 
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