日本人の起源(縄文・弥生・大和)
184404 【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜A楽浪郡・帯方郡はどこにあったか?
 
谷光美紀 ( 30代 愛媛 経理 ) 08/09/01 PM05 【印刷用へ
■楽浪郡はどこにあったか
前109年漢の6代武帝が朝鮮討伐に乗り出し、翌108年漢の行政直轄下に置くべく植民市四郡「楽浪・臨屯・真番・玄莵」を設置した。うち楽浪郡は漢帝103郡国中、49番目に位置づけられる大きな郡。前82〜83年頃は臨屯郡轄県と嶺東7県を併合し25県を統括していた。統括した県の名、朝鮮、ハイ水、帯方、列口etcを挙げれば、現在の遼寧東部から吉林省方面にかけて置かれていたことは明らかである。
しかし、6世紀頃から中国の歴史家の間で、漢の楽浪郡がピョンヤンに在ったという主張が出され、且つ日本の御用学者たちによって補強され今日に至っている。それは「朝鮮の大同江流域の朝鮮文化を『漢の楽浪郡と其の文化』としたい」意図の下、歪曲されたのである。
そもそも、中国歴代の王朝の軍事力が、吉林省辺界に及んだ事実は2度だけである。しかもそれとて全て渾江流域に沿って北上するか、又は鴨緑江にそって侵攻するかの何れかであり、現在の朝鮮方面へ深く南下侵攻はしていない。よって古時であり、まだまだ東北辺の軍事地理情勢を把握していなかった漢帝時代に、定説が主張するような形での現朝鮮半島への支配権の確立はとうてい覚束ないと判断できよう。

■帯方郡はどこにあったか
漢の楽浪郡は、広範にわたる地域への行政権を確立しがたく、且つ周辺諸民種の台頭とあいまって、郡の南部都尉統轄方面を放棄せざるを得なかった。
2世紀〜3世紀にかけ、遼東の覇者公孫氏が、楽浪25県中の南部都尉統轄下の6県を分置し、新設1県を加えて「帯方郡」を渤海を臨む遼東半島方面に設置した。しかしその帯方の地も、韓・穢族(わいぞく)の台頭により、事実上は名目だけの郡県だった。

定説の楽浪・帯方郡所在地:リンク
山形氏説の楽浪・帯方郡所在地:リンク
 
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潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
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