実現論を塗り重ねてゆく
184054 学者とグランドセオリーについて
 
STP ( 中年 福岡 会社員 ) 08/08/27 AM06 【印刷用へ
>かつては、マルクス主義、構造主義など、グランドセオリーといえなくもない理論もあり、また、それに挑戦する学者も多く存在しました。共通の地平を模索する動機づけの構造が、かつては存在し得たわけです。しかし、それらの理論は、インテリの間ではブームになったものの、現実には何も生み出せず、敗北していきました。そして、かつては、グランドセオリーを志向していた研究者も、次々に戦線を縮小し、個別の領域を発見し、引きこもっていくことになりました。(32828

 以下の投稿を一緒に読むことで、上記投稿の意味がよくわかった。
構造認識の現況1 否定意識や自我観念から脱却できない近代人=現代人(18717
構造認識の現況2 特権知識階級の商売道具と化した「構造認識」(18718

@グランドセオリーが求められたのは?
>市場社会は、集団を超えた交換(統合)原理に基づく社会であり、もはや感応観念で社会を捉えることが出来なくなった。(例えば、自由・平等・博愛etcの価値観念で社会を考究しても、ユートピアにしかならない。)
そこで、感応観念に対する不信or無効の潜在思念を下敷きにして、超越思考(客観主義)や事実追求(経験主義・実証主義)を重視する気運が強まり、感応観念から構造観念への移行が推進された。(18717

Aグランドセオリーが求められなくなったのは?
>4.そして’70年、貧困の消滅によって否定派の「構造認識」も肯定派(自我派)の「構造認識」も共に生命力を断たれて終う。一言で云えば、考究する原動力となっていた否定や自我潜在思念が衰弱し、本当に追及したいことが無くなって終った(つまり、思考停止状態に陥った)のである。(18718

B今の大学(発信階級)がやっていることは?そして人々の反応は?
>にも拘らず、私権の衰弱によって社会的な身分序列の頂点に君臨することになった大学の体制化とそれによる肯定派の増大によって、徒らに対象の細分化が進行し、ますます基本構造の見直しが捨象されて、誤った「基本認識」を生き永らえさせる事になった。
 しかし大衆的には、生命力を失った近代観念はあっけなく見捨てられ、’70年以降、思想に対する無関心が一気に蔓延してゆく。そして’90年、社会主義の破綻とバブルの崩壊によって、遂に誤ったor無力な「構造認識」に対する不信が顕在化し、拒絶視されるに至った。
今や、「構造認識」は統合階級(学者や官僚やマスコミ)の商売道具として残存しているに過ぎない。もちろん心ある大衆は、そんなモノを全く信じておらず、彼らの言説を耳目にする度に吐き気を催すほど、ほとほとウンザリしている。(18718
 
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 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
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大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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