国債経済とその破綻(大破局の予感)
183813 幻想化の本丸、ファッション志向の女性も服を買わなく成った。
 
猪飼野 ( 50歳代 東京 営業 ) 08/08/22 PM11 【印刷用へ
昨年秋から日本の衣料界が大不況らしい。ユニクロ以外の業者は、殆どが赤字らしい。

衣料ファッションで有名な小島健輔氏が雑誌「販売促進」で、「衣料大恐慌にかく対策せよ」と言う記事を書いています。

【以下引用】
 昨秋から低迷が深まっていた衣料品の販売が春以降、一段と落ち込んでいる。以前から低迷していた量販店、割高感から顧客流失が加速する百貨店に続き、春以降はガソリン高騰に直撃されて郊外SCも落ち込み、・・・・・(中略)・・・・・・百貨店でも量販店でも食品などの生活必需品は堅調で、衣料品だけが不振を極めている。

【その対策を下記としています】
モードだトレンドだといった浮ついた訴求は空回りするばかり。時代の空気は等身大ライフスタイル軸に移っており、ファッション軸のままでは売上減少は止められない。・・・・・(中略)・・・・・・ まずはトレンド一辺倒を避けて季節感やシーンを軸に肩の張らない等身大スタイルを訴求すべきで、季節素材のバッグやシューズ、ストールやアクセサリーを加えて雑貨感覚にこなしたい。
―――――――――――・―――――――――――
読んで違和感をすごく感じますね。彼らは婦人ファッションで生きているので仕方ないのでしょうが、更なる販売を目的とするので目先対策に終始して、何故売れないのかの追求が全くなされていない点です。

日本の衣料品は、いつの間にか、衣料品は韓国製品だったのが、全て中国製に成りました。ユニクロが普及した10年前後で生産拠点を低賃金の中国に移した結果、衣料品の価格は格段に安く成りました。破格値で買えるファッションにより、多くの衣料品が売れました。

そして、箪笥に入りきれないほどの衣料品を所有しています。安いからと喜んで買っていた衣服が、毎日着替えても着尽くせないほどに成ってしまっています。この衣料品が無駄に感じ出したのです。そして、景気後退と物価高騰という状況下で「これ以上の衣料品は不要」判断しだしたのだと思います。

様々なファッション雑誌を膨大に発行するなど幻想化による購買促進の本丸である「女性ファッション」にも、遂に「必要か否か」の意識が普及し始めた?!

「必要か否か」の意識が、ファッション志向の女性にまで普及し始めたと言う、潮目の大きな変化といえる時期かもしれないと私は思っています。
 
  List
  この記事は 33995 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_183813
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp