共同体社会の実現
182896 評価共認=歴史を貫通する人類の先端可能性
 
渡辺卓郎 ( 36 東京 設計士 ) 08/08/07 PM07 【印刷用へ
序列、というと何か嫌なもの、人を抑圧するものと捉えられがちなのは当たり前で、本来の人間が持っている本源性=共認充足をぶちこわし、個人同士が足を引っ張り合う私権原理を正当化するための理屈が、ほぼ唯一の序列原理だったのだから。

しかし、人間が集団動物であるのと同じくらいの自明さで、集団には序列=秩序化が必要である。人間の不幸はおよそ無秩序によってもたらされる。共同体が破壊され、略奪が横行した数千年前と同様の無秩序状態が、私権が崩壊し、可能性が閉塞した現在には蔓延している。

武力社会は、略奪という混乱状態において、略奪する者たちを、彼らを遙かに凌駕する武力によって国家の元に統合した。

市場社会は、武力を持たない商人達が、武力を金で買うことで、国家を制御し寄生することに成功した。

同様に、現在の私権統合の崩壊した市場社会のまっただ中に、有償化した認識形成の場が立ち現れることは、古い評価指標=死にかけているお金が、再び先端可能性の評価指標となって再生することを意味する。

もはや、これはお金とは呼べないかもしれないが、それが歴史を貫通する人類の先端可能性として機能する、新しい評価指標となるのだろう。
 
  List
  この記事は 35273 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_182896
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp