共認運動をどう実現してゆくか?
181890 なんで屋@サマセミで環境問題、食糧問題についてお話させてもらいました。
 
山澤貴志 ( 43 鹿児島 ITコンサル ) 08/07/23 AM01 【印刷用へ
なんで屋@名古屋、恒例の愛知サマーセミナー、今年は7月19、20の2日間6講義で、117人の方々に来ていただくことが出ました。まずは来場いただいたみなさんに感謝です。

今年のメインテーマは地球温暖化CO2説のウソ! The Great Global Warming Swindle「地球温暖化詐欺」のビデオを見てもらい、皆さんになんで?を出してもらい、目先の報道にとらわれず環境問題の本質と突破口をいっしょに考えていきました。そして「なんで思考」こそが社会に出てから役に立つ勉強であることを体験してもらうことをもうひとつのテーマとして取り組みました。また6講座のうち1講座は食糧危機問題を扱いました。

参加者のみなさんの感想や、会場で実施したアンケートの集計結果などは別途、当日いっしょに運営にあたったスタッフから投稿してもらうことにして、私の方から、基本的な総括を投稿したいと思います。

●たかまる認識収束、既存の運動を超えた場への期待(社会人・大学生)

愛知サマーセミナーは「誰でも先生、誰でも生徒」をキャッチフレーズに今年で20回目を数える、市民参加型のセミナーです。愛知県下のたくさんの中高生が来場、また社会人も参加可能ということもあり、一種のNPOまつり、総合学習フェティバルといった趣きがあります。温暖化CO2説への批判、とりわけ、左も右も相乗りして支配思想となったCO2説のおかしさ、その背後にあるメディア支配の問題、そしてそれを許している既存の環境運動の問題性にも切り込みましたが、この点は、共感度が高かったと思います。近くでエコグッズに関連した講座も開催されていましたが、集客では圧勝。また講座は受講できなかったものの、次回の勉強会には是非、出席したいとメールで反応を寄せてくれた大学生もおり、名古屋でも認識収束のたかまりと、既存の運動を超えた場への期待があることを改めて得心できました。

●課題収束力の高さ、目先収束の危うさ、そして事実に気付くことの可能性(中高生)

サマーセミナーに参加する学生さんの中には、最初からお目当てで来てくれた学生さんもいました。ぶあついパンフレット(総講座数1000件超!)から、検索してくれた学生さんには頭が下がる思いです。当日になって講座を決める学生さんも多いのですが、ここでは会場で実施した「環境問題アンケート」が功を奏し、環境問題に関心のある学生さんにたくさん参加してもらうことができました。学生さんたちにとっては夏休みの自由研究の一貫という面もあるようで、みな真剣に聞いて、フリーディスカッションも白熱した場になりました。お題カードの穴抜き板を資料として配布したのですが、講座終了後にたくさんの生徒さんから穴埋めできなかったところを質問され、学生さんたちの課題収束力の高さに驚かされました。ビデオ上映後のフリーディスカッションではなんで?がたくさん出され、なんで間違ったCO2説が広まったのか?のフリーディスカッションでもチームによる温度差はあったものの、ほとんど半答えに近い回答(原子力や排出権etcで儲けている勢力がいるのではないか、広告で儲けているマスコミも共犯ではないか?)を出したグループもあり、事実に気付いた学生さんたちが自力で答えに到達していける可能性を感じました。また食糧問題を扱った講座の学生さんの中には2日目、わざわざ再来し、るいネットに感想を投稿してくれた学生さんもいました。181689

ただ、事実は分かったがどうしていいか分からなくなった・・という学生さんや、みんなで勉強することの重要性を説いたものの、自分の頭で考えることが大事・・・といった意見も見られ、既成観念の拘束力、目先収束の危うさを感じる感想もいくつか見受けました。

また大学生の腰の軽さとは裏腹で、授業という課題に収束している高校生は、授業という枠を超えた勉強に収束する余裕があまりないようです。この目先の課題収束を超えた社会課題への収束をどのように誘発することができるか・・・来年の課題はこのあたりにありそうです。

加えて、真面目な反応のいい子ほど、一人で参加して来た・・という点も面白い傾向でした。追求と(表層的な)仲間圧力の断絶があるのでしょうか?彼らに認識仲間の存在を感じてもらえるようにしていくことも課題のひとつです。

●なんで?思考を引き出す講座運営の工夫

今回の講座運営では、参加人数が読みにくいということもあり、当初は、数名を指名し、露店と同じような掛け合いを行いつつ、その他の皆さんはそれを見てもらうというイメージを考えていました。(なんで屋劇場の内野/外野のイメージ)しかし、知っている友だちからの仲間圧力、知らない学校の生徒の評価圧力、のダブルパンチで、中々ものがいいにくい雰囲気に・・・。そこで、ビデオ上映後、小グループに分かれて、なんで屋スタッフをグループリーダーにしてなんで?を出してもらう→それをもとに半答えを提示→それをもとにグループで答えを追求→まとめという運営方式に変更。回を重ねながら微調整を繰り返し、仲間圧力を追求圧力に転換することができるようになり、「なんで?思考」「仮説思考」を体験するという当初の目的に沿った講座運営がなんとか可能になりました。来年は、スタッフ全員がこの講座運営ができるレベルに日々の露店経験を通じて、認識力を上昇させることが課題となります。

以上、いろいろと課題も残りましたが、昨年に比べれば参加者数は大きく伸び、まずは一歩前進の今年のなんで屋@サマセミになりました。来年は更なる成果報告ができるように、なんで屋@名古屋メンバーがんばっていきます!
 
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