マスコミに支配される社会
181076 金貸しが、マネー経済を捨て次の間接支配の闘争に入り出したか
 
yooten 08/07/12 PM06 【印刷用へ
ここ最近の一極派と多極派の動きはどうなっているか?

●一極派(米英中心主義派):レバレッジ金融システムの「破綻」を認めてきた。
以下 リンク 田中宇の国際ニュース解説より引用。
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もう1カ月ほど前の話になるが、6月10日、イギリス最大の銀行であるHSBC(香港上海銀行)の会長で、英銀行協会の会長も務めるスティーブン・グリーンが、銀行協会の年次総会での講演の中で、以下のように述べた。

「(米英の銀行が)この5年間展開してきた、レバレッジを拡大すればするほど儲かる金融ビジネスのモデルは、破綻した。バブル崩壊という循環的な変化ではなく、ビジネスモデル自体の破綻である」「今後は、以前のような利益率の高い時代は終わる」「銀行は(レバレッジの拡大ではなく)顧客との信頼関係や、運用の効率化、急成長しそうな市場への参入といった(昔ながらの)基本的な経営姿勢に戻る必要がある」
(以上、引用。)
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彼らは、レバレッジを元にしたマネー経済は捨てた。
顧客との信頼関係、運用の効率化、急成長市場への参入としているが、金貸しがまともな信任関係を築くはずはない。これは、マスコミを使っての共認支配を示すのではないか。また、急成長市場とは、自らが演出したCO2地球温暖化→原油を捨て原子力へと動くことだ。

しかし彼らは、米英を中心として長い間築いてきた基軸通貨(ドル)収奪システム(全ての金は膨らんで米英に戻ってくる流れ)を壊すことは出来ない。
彼らは、マネー経済を捨て、環境問題をネタに新たな収奪システムを構築しようとしている。

●多極派の動き
以下、2008年 7月7日  ロイター より引用。
リンク
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「メリル、第2四半期に約60億ドルの評価損計上の可能性=シティ」
シティグループのアナリストは、メリルリンチが第2・四半期に60億ドル程度の評価損を計上する可能性があるとの見方を示した。主に高格付け債務担保証券(CDO)のポジションと金融保証会社(モノライン)のエクスポージャーに絡む損失によるものとしている。
(以上、引用。)
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このところ、シティやメリルは捨てられたのか?と思える動きが多い。多極派は、資金を人々にとって重要な現物(原油、穀物他)へと移し、買い占め、吊り上げ、新たな支配構造を構築しつつある。

●間接支配から抜け出すために、強い共認形成の場が必要となる。
しかし、金貸し(一極派も多極派)の弱点は、「資本による間接支配が限界であり、決して一枚岩ではない」である。一極派と多極派のこの私権闘争は、今後ますます加速していくであろう。

マスコミに騙されず、事実を基に彼らの動きを読み、人々を守ろうとする集団原理で、強い共認形成を行う場が必要となっている。 そして、いかに彼らの「間接支配」から抜け出せるか!に掛かっている。
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
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6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
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