共同体社会の実現
180846 「預金」という「お金」の使われ方
 
是永恒久 ( 中年 東京 会社員 ) 08/07/09 AM11 【印刷用へ
>お金の『必要か否か』のモノサシへの変質は、お金にとっては実に窮屈な、面白くない役回りを強要されるということである。<(33995)

今や若者のお金の使い道が「貯金」とのこと。
酒を飲まない。車を買わない。休日は「家にいる」。一番の関心事は貯金。お金に対する意識の変化に注目です。

公開調査データより引用します。
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■20代若者の約8割が毎月貯金をしている

貯金について尋ねたところ、「全く貯金しない」と回答した人が約2割である一方、約8割の人は金額の如何に関わらず、毎月貯金をしているという結果になりました。また、貯蓄の目的に関しては「いざという時のため」が65%と圧倒的に多くなっています。次いで、「旅行資金」が28%、「病気や事故の備え」が27%、「老後の蓄え」が23%となりました。明確な目的のある貯蓄よりも、何かあった時のため、備えとしての貯蓄が上位にあがりました。

■今後、積極的にお金をかけたいものは 「貯金」が44%でトップ

2007年にお金をかけたものについて尋ねたところ、「外食」「国内旅行」がそれぞれ36%、次いで「洋服・ファッション」が34%となりました。また、今後積極的にお金をかけたいものについて尋ねたところ、「貯金」が44%で最も多く、次いで「国内旅行」が37%、「洋服・ファッション」が36%となりました。

以上引用終わり。

目先の物欲を満たすことよりも、将来の状況を見据えて冷静に判断していることが伺えます。物が溢れている現代で、物欲により充足を得る必要は一切ないので、使わないのは当たり前なのでしょう。使うとしても仲間との食事や旅行など実質的な充足が得られるものに消費が向かっていて、それ以外は使う理由が無いので「貯金・備え・蓄え」といった使い道に無理矢理理由付けしているのでしょう。これは、既に「お金」という評価指標そのものの意味の喪失を示しています。

よって、若者から先に「お金」に変わる新たな評価指標への転換へと進んでいくは明らかでしょう。これをもって私権時代の第一評価指標「お金」の完全なる終焉を迎えることになります。
 
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『消費より貯蓄』 『飲むなら会社の人』・・・若者の意識変化は何を物語るか? 「日本を守るのに右も左もない」 09/04/10 AM11
180850 うゥむ。。。(!!!?!★@o@) Silentservice 08/07/09 PM00

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