心の本体=共認機能の形成過程
180769 オスメスの解脱共認が、オス同士の共認回路を形成した。
 
むはひふ ( 30 大阪 会社員 ) 08/07/07 PM08 【印刷用へ
こうして、不全感に苛まれ本能が混濁したサルたちは、その唯一の開かれた可能性=共感充足へと収束することによって、はじめて意識を統合することができた。これが、サル・人類の意識の、第一の統合様式たる共感統合の原基構造である。(実現論1_4_05)

自分以外は全て敵と捉える性闘争本能の流れを汲む原猿。そんな本来は敵同士だったはずの原猿同士がどうして仲間になりえたのか?この大転換の理由がイマイチ分からなかったのだが、『メス』と『世代』いう言葉を組み込んで考えると、その理由が少し分かったような気がした。

まず、オス同士が縄張りを争って闘う。そこで負けた猿はメスも縄張りも得る事が出来ず、本来は死ぬ事になる。しかし、餌だけは樹上に潤沢にある為、弱オスはメスも縄張りも得られないが、外敵に襲われない限り死ぬ事は無い。そうして死ぬ事も出来ない弱オス達は、餌を求めて強オスの縄張りの周りをウロウロせざるを得なくなる。

しかし、不全を受けるのは実は弱オスだけでは無い。強オスにしたって、死なない弱オス達が縄張りの回りをウロウロウロウロして、強オスの目を盗んでは餌を虎視眈々と狙ってくる。本来、オスが縄張りを得るのは餌を得る為であって、その餌は縄張り内のメスの餌でもある。つまり、本能不全が直撃するのは弱オスはもちろんの事、縄張り争いの勝者でもある強オスにも直撃するのだ。

では、強オスはどのようにして本能不全を解消するか?ここでメスの期待を受け続けるオスはやはり、『メス』に強く収束するしかない。こうしてオスメス解脱共認が形成され、次なる『世代』へと受け継がれていく。そして、オスとメスが依存しあう関係の中で生まれ育ったサル達が成長し、新たな縄張り闘争を繰り広げていくのだが、闘争に敗れた際には、やはり親世代の弱オスと同様、縄張りの周辺に集まり、こそこそと餌を狙っていく事になる。

こうして世代を経ていくにつれ、次第に親和回路を持つ弱オス達が増えていき、そしてある時、上記のような親和回路を持つ弱オス達が互いの親和回路により、オス同士での共感回路を形成する事が出来たのだ。まさに人類は塗り重ねの構造。オスメスという期待応合の土台の上に、共認回路は形成されるのだ。
 
  List
  この記事は 1549 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_180769
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp