健康と食と医
180627 成長ホルモン投与と地球温暖化!?
 
夢想仙楽Ж ( (‘ε‘ )2 ) 08/07/05 AM11 【印刷用へ
乳牛に投与される成長ホルモンが人間にまで影響が及ぶという報告(179420)(179421)がある中、成長ホルモンを乳牛に投与することで温室効果ガス削減に大きな影響が得られるという記事が出た。

「乳牛への成長ホルモン投与で温室効果ガス削減?米研究」(リンク)から引用

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100万頭の乳牛に乳量を増加させる成長ホルモンを投与すると、自動車40万台分に相当する温室効果ガス削減が可能とする米研究チームの研究が、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS リンク)6月30日号に発表された。

 ニューヨークのコーネル大学のジュディス・キャッパー氏らの研究チームは、乳牛への遺伝子組み替えウシ成長ホルモン(rbST)の投与が温暖化防止につながると主張している。

 キャッパー氏は、大規模な牛乳生産には、広大な土地に加え、水や飼料も大量に必要であることを指摘。rbSTを使用すると生産者は需要を満たす量の牛乳を生産しながら、温室効果ガスを削減することができるとしている。

 米国では約15年前からrBSTが使われており、「組み換えウシソマトトロピン(recombinant bovine somatotropin、rBST)」、「ウシ遺伝子組み換え型成長ホルモン」(recombinant bovine growth hormone、rBGH)」、「人工成長ホルモン」などとも呼ばれる。米化学大手モンサントは「ポジラック」の商品名で販売している。

 しかし、rbSTの使用に反対する意見も根強い。欧州連合は乳牛の健康への懸念からrbSTの使用を禁止しているし、rbSTは伝統的な小規模農家が生産する農産物価格を下げる大手企業の権益の象徴とみなされることもある。

  研究チームでは、100万頭の乳牛にrbST を投与すると、15万7000頭少ない乳牛で同じ量の牛乳が生産でき、乳牛の飼料もトウモロコシが49万1000トン、大豆が15万8000トン、飼料全体で最大230万トンの削減できるとしている。また、酪農に使う土地を最大で21万9000ヘクタール減らすことができ、土壌流出を年間で最大230万トン減らせるとしている。

 さらに研究チームは「酪農業界全体で乳牛にrbSTを投与すれば酪農の持続可能性が改善され、酸性化や藻の発生などの水質汚染の低減、地球温暖化対策への貢献にもつながるだろう」と期待を示している。

 国連の食糧農業機関が2006年にまとめた報告書によると、人間活動に起因するメタンガス(CO2以上に地球温暖化を促進する)の37%がウシの飼育によって排出されたもので、その大半が家畜の消化に伴って発生したものだという。また、人間活動に起因するアンモニア(酸性雨の原因となる)については64%がウシの飼育によって発生しているという。

 FAOのこの報告書は、ウシの飼育に起因するCO2は、人間活動に起因するCO2全体の9%を占め、世界全体では自動車が排出する量を上回るだけでなく、SO2(二酸化硫黄)などのCO2よりも有害な温室効果ガスも排出しているとしている。(c)AFP

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るいネットでもこの成長ホルモンの与える影響について多く書かれています。
そして、この成長ホルモンを投与することで大企業が莫大な利益を上げること、大衆が何も知らずに影響を受けている構造になっていることを示しています。

生産効率を第一においている限り、それを正当化する観念を学者や研究者たちがどんどん製造しているこの現状。

rbSTによる「乳がん」「前立腺がん」に罹るリスクをなしに、問題をすり替えて、温室効果ガス削減という目先の話にばかり目を向けようとするこの姿勢は、本質の問題に向かわないし、人類に対して存続の危険域になるものではないでしょうか。

それにしても、地球温暖化CO2悪玉説は、ここにきてかなり陰湿な部分まで関連付けさせて正当化させようとしている。この現象は市場拡大、利権第一という思想が続く限り巧妙になっていくのでしょうか。
 
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