共同体社会の実現
180449 国家と市場の現実から新しい社会統合機構のあり方を考える。
 
近藤文人 ( 45 東京 建築士 ) 08/07/02 PM04 【印刷用へ
>「身分」も「お金」も、評価指標として夫々の社会で固く共認されており、その共認圧力が夫々の社会での最大の圧力源=活力源にもなっている。(31251

貧困が消滅する以前は、身分もお金も最大の圧力源であり活力源であった。しかし、貧困が消滅して物的生存圧力がほぼ克服されると「身分」と「お金」は、

>市場社会では、お金こそが評価指標(=最先端価値)で、それが圧力源=活力源ともなっているのに対して、国家や国家によって与えられた身分は人々の評価指標でも活力源でもない。(32086

となる。生存圧力の秩序制覇力だった身分は、力の序列原理の象徴。生存圧力が克服されると、身分と序列原理は、活力にも圧力にもならない。方や市場が社会を統合する機能を持たない闘争(適応)からの抜け道であるならば、社会は、当然、統合不在と圧力不在の収束不全となってゆく。

国家は暴力装置付の強制圧力源でしかなく、売国奴のような己の利益しか考えないものたちの集まりと化し、市場(性闘争と私権闘争)を止揚できず、暴走し、格差社会を生んでいく。市場原理が監視社会を生み、訴訟社会を生む。国家や国民の資産は、金貸しや統合階級(学者や教師、弁護士や税理士など32086)の都合のよい利権収奪の手段と化している。

今まで集団を超えた国家が、国民に認められ、期待されてそれに応える形で成立した国家はありえるのだろうか?とさえ疑問に思う。

こんな状況で、国家を社会統合の機関として認めることができるか?と問われれば、答えがない。最後の人々の意識の砦である秩序収束への期待によってかろうじて、消費税や住民税、法人税などの税金を払い、保険に入り、年金を支払い、法律を守っているに過ぎない。

社会を統合するとは、人々の活力となる圧力を作り出すことで、みんな(=国民)や国家の成員が、当事者として、活き活きと社会活動を担っていく状況と秩序を作り出すことだ。いまや、誰もが望んでいるし、渇望している。しかし、上記のような国家と市場はその機能を持たないし、持ち得ない。両者は、社会を統合出来ない。

新しい統合機構とは、自ら圧力と活力を生み出す構造が必要で、その方針に従って各システムや規範(法制度など)が整備されてゆく必要がある。それには、まず、共認形成が必要だ。みなに求められることが前提である。その共認闘争の頂点に立ったとき初めて、みなの期待に応える社会統合機構が出来上がるのだろうと思う。
 
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