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179212 「分かりやすさ」は転換している。
 
大森義也 ( 43 広島 建築設計 ) 08/06/15 AM05 【印刷用へ
近代思想がもてはやされていた時代は、現実を対象化することなく、ひたすら否定し代償観念に収束することに専念していた。
だから、現実と自身をいかにうまく切り離し、自身の内面(意識)のみを強く統合してゆくかが重要で、そこに向かって観念を精錬させる必要があった。
ここに当時の分かりやすさ・答えになっているか、という評価軸があったと想像できる。


現代では、近代思想が分かりやすいかと言うと、難解だと答える人が大半だろう。
というより、分かろうとする気力がわいてこない、何の役にたつのか分からない、といったほうが精確かもしれない。
大衆の意識が、現実といかに繋がるか、どうやって現実を対象化していくか、というふうに転換してきたため、「分かりやすさ」の評価軸も連動して変わってきたのだと考えられる。

このため、「どう探索していったか?」を端的に伝えてゆくことが、これからの分かりやすさの評価軸になってくる。
 
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