日本人の起源(縄文・弥生・大和)
178466 17世紀のオランダが覇権国になった理由は金に換算した「銀行貨幣」
 
志水満 ( 52 東京 会社員 ) 08/06/05 PM00 【印刷用へ
地球人の歴史より引用(リンク
・ところが、苦しむ他国をしり目に、「ひとり勝ち」の様相を呈している国があった。ネーデルラントの北部が独立してできた人口200万の小国、オランダであった。 その秘密は、オランダが「もっともビジネスがしやすい」国だったことにあった。まず、スペイン支配の重圧から解き放たれたことで、もともと最先端の水準にあった経済力を自国のために使えるようになった。「共和制」のもと、財界の有力者が政治をしきっていたことも大きな意味を持った。他国の政府が「いかに宮廷費と軍事費を調達するか」に汲々としていた中、オランダだけは「いかに経済人の利益を保護し増大させるか」という観点で政治が行われていたのである。

・このような環境は、ヨーロッパ中から多くの企業家、技術者、熟練工、船員、賃金労働者をよびよせ、その技術とノウハウは産業の効率をさらにひきあげた。漁業における北海のニシン漁、農業における工業用作物と酪農、毛織物業における仕上げと染色といった付加価値の高い(もうけの多い)部門では、他国の追随をまったく許さなくなった。

・造船業の優位はとりわけ圧倒的で、オランダの持つ船舶は全ヨーロッパの半分を占めたといわれている(オランダ製の船となればもっと多い)。ヨーロッパの海運が独占されるまでにそれほど時間はかからなかった。種々の物品がオランダを経由して流れるようになり、需給の調節や価格の操作を通じてもうけることも可能になった。

・通貨不足に悩むヨーロッパの中にあって、オランダだけに莫大な資金が集まったことは、その貨幣と金融業に大きな信用を与えることになった。オランダの銀貨(ライヒスターラー)はどの貨幣よりも高く評価され、貿易における最大の武器となった。1609年に設立されたアムステルダム銀行は、あらゆる貨幣を預金として受け入れ、金に換算した「銀行貨幣」で帳簿に記し、客の希望する貨幣で払い戻した。その利便性からヨーロッパ中の商人がこの銀行の口座をとおして決済を行うようになり、ますます資金が集中した。

・こうした資金は、高い信用を背景に破格の低利(2.5〜4%)で貸し出されたから、さらにビジネスがしやすい環境がつくられた。資本は国外にも投資され、ドイツの繊維業、北欧の鉱業・林業、東欧の穀物輸出はオランダ商人に牛耳られた。資金繰りに悩む他国の政府へも融資が行われ、その財政をも左右した。<引用終わり

ドル暴落後は一時的に(金に換算した「銀行貨幣」)=金本位制という選択肢もあり得るのではないだろうか。
 
  List
  この記事は 31251 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_178466
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp