共同体社会の実現
178368 市場の私的な闘争
 
斎藤裕一 ( 44 東京 建築家 ) 08/06/04 PM06 【印刷用へ
>共生(取引)適応は、あくまでも闘争圧力からの抜け道に過ぎず、共生適応の最先端機能たる取引⇒お金では、(闘争圧力が消えて無くなった訳ではないので)闘争圧力に対応することが出来ない。つまり、共生(取引)適応はあくまで抜け道機能しか生み出さないのであって、それは闘争圧力に対する真の最先端機能ではない。31251

人類の生存を巡る同類闘争は、当初武力闘争が主であった。しばらくして、武力闘争の間隙を縫って商品取引を行ない、自らの生存を確保した古代部族が出現する。その後の取引の担い手は、常に闘争を回避して(相手を騙して)私的な利益を得ることに終始してきた。

その意味で、「圧力からの抜け道」とは、「闘争圧力を対象化していない(していたとしても回避すべき対象として否定的に対象化している)」「収束⇒統合の圧力源足り得るのは闘争圧力だけで、抜け道に収束⇒統合はない」という二つのことを言っているのだろうと思う。

>大衆にはどのようにして自由を享受すればいいのかわからない。「自由」という思想を利用すれば「階級闘争」を生じさせることも可能だ。
>我々は「自由・平等・博愛」という言葉を大衆に教え込んだ最初の民族である。ゴイム(非ユダヤ人の意)は難解さゆえにこの言葉の意味とその相互関係の対立に気づくことさえない。ゴイムの自然発生的で世襲的な貴族社会の廃墟の上に、我々は金による貴族社会をつくりあげた。それは我々の拠り所、すなわち富を参加資格とする貴族社会である。178233

武力闘争主体の同類闘争は、国家という集団統合に収束する。しかし、何時までたっても国家を持たなかったユダヤ人は、国家を無視して個々の人々の私的な欠乏を最大現に発現させて、金を操ることで優位を得て支配する戦略を取った。これも一つの生存闘争では有るけれど、徹底的に騙して先導していくその方法は、極めて非人道的である。その本質は、国家と言う安定基盤を持たない民族の、人類への深い否定視で有るようにさえ思う。

結局、その闘争が、否定による私的なものかどうかは極めて重要であると思う。このままでは、人類全体に必要な闘争圧力(課題)を見出すことは何時までたっても出来ないし、しようとしない(例えば、市場の強者が施政者と一体となっている「市場の国家」とも言うべきアメリカは、様々な工作を行なって世界に災禍をもたらす特殊な存在である。それは、国益の背後にある私的な欠乏のためにのみ動く危険な存在と言える)。

今最も重要なことは、こうしたことへの深い洞察による共認の闘争だと思う。

 
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