共同体社会の実現
177936 『必要か否か』の判断軸は、潜在思念に委ねよう。
 
川井孝浩 HP ( 35 東京 設計 ) 08/05/30 PM09 【印刷用へ
「必要か否か」の判断は、既に同類圧力が最大圧力として顕在化している現在では、最も重要な評価軸となってきている。

しかし、その判断軸も謝った認識の下に形成されてしまうと、とんでもない方向に舵を切る結果となってしまう。

例えば、地球温暖化防止キャンペーンが一斉に張られ、CO2を諸悪の根源と強引に断定し、それがいつの間にか国家を巻き込んだ市場原理に絡め取られて行く事。結局、日本は削減目標を達成しきれずに、多額の国債発行による補填を余儀なくされるであろう。

あるいは、イラクが「大量破壊兵器を所持した危険な国家だ」とマスコミを使った一大キャンペーンを張り、イラク以上に危険な大量破壊兵器を駆使したアメリカ軍がイラク国民を虐殺しまくっている事実は、殆ど放映されない。それどころか、イラク戦争に対して多額の戦費調達を日本政府が支払っている事実等も知らぬまま、国の借金は国民への中てつけとして積上げられていく。

この様な誤った「必要性」(CO2削減やイラク攻撃など)に基く判断軸が、多くの国民自らの首を絞めるような結果をもたらしてしまうのは、全てが観念共認だけの「必要か否か」の判断によるもの。もっと言えば、マスコミの共認支配の恐ろしさとは、この様な事実無根の偏向報道であっても、人々を誤った方向へ導くだけの力を持ちえている、という事に対しては、なんとしてでも歯止めを掛けていく必要性を強く感じる。

そして、誤った認識によらずに「必要か否か」の判断軸を持つ為には、やはり万人の共認しうる『事実に即した認識』こそが不可欠となってくる。

では、そのような『事実認識』の共認とは、何によって成されれば良いのか?

それが、タイトルに上げた「潜在思念に委ねられた判断軸」という事になるのだと思われる。

卑近な例を挙げると、人は腐った食べ物を「賞味期限の日時」以外で判断できる能力を持っている。臭覚や味覚は、「食べれるか否か」を判断するだけの認識を持ちえているからだ。

都会に住んでいれば、誰もが「ヒートアイランド」を実感しているが、それがCO2を削減すれば解消される、などとは誰も実感をしていない。原因と現実が、繋がっていないからである。

大半の人は、頭で「それはダメだ!」等と思いながらも、心と体だけはしっかりと現実を捉え、日々適応しているのが実態なのだ。

むしろ、マスコミが一大キャンペーンを張っている物事ほど、怪しいものは無い。頭で考えている事と、心や体で感じている事が大きくずれている場合、その大半の理由はマスコミ発の共認支配が原因であると言っても良い。

事実を見誤らない為にも、そして心の声(自分もみんなも)に耳を傾けられるようになる為にも、潜在思念を顕在化させる言葉群(新概念)や、自然の摂理に学んだ認識群を積極的に取り入れていく必要性は高い。
 
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207850 潜在思念で判断するためにも「観念」が必要 303 09/05/31 PM02
179250 ニセの「必要性」は、私権に固執する者の悪あがき 津田大照 08/06/16 AM00
サブプライムローンの次は“暗黒大陸”アフリカに投資しよう…ってあのねぇ 「にほん民族解放戦線^o^」 08/06/03 PM03

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