70年代から90年代のバブル崩壊に向かうまでは、経済も、そして我々の生活も右肩上がりで、誰もが時代に乗っていれば、また時代に流されていれば、日々、生活が豊かになっていることを実感できた。昨日より今日、今日より明日、明日よりもあさってと、何も考えない、思考停止の状態ですら、豊かさを享受できた。
しかしながら、バブルが崩壊したあとは、今までの右肩上がりの流れは消え去り、新たな価値観を模索する人たちが増え、時代に左右されない、
人々の増加がうかがえる。
この価値観の多様化や、また、それによって形成される多用なライフスタイルは、バブル崩壊まで存在していた人生における正解や模範解答がなくなったことによるものではないか。
今後、この価値観やライフスタイルの多様化が、社会にどのような影響をおよぼすか、注視していかなければならない。 |
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