決死行として選んだ遊牧。
初めは拠点に母集団を置き、拠点集団とは別に男のみの遠征集団(土地勘が無くても本能的に地理が掴めたり、外敵との闘争の際に男と女を比べると男の方が勝つ可能性が高いなど)が遊牧に向っていた。
遊牧をすることで食料の確保が確実になり、遠征を続けることで格段に防衛力も上昇し生き抜く力は格段に増した、しかし一つの問題点を孕む事となる。
それは、拠点集団から遊牧の範囲が狭い遊牧当初は拠点集団にちょくちょく戻って来る事ができた。この時はまだ、婚姻様式は母系制のままで問題ない。
しかし、遠征集団がより多くの家畜に対する餌を求めるため(近場の餌を家畜が食い尽くしてしまったり、環境の変化で食料が激減したりする)行動範囲を拡げなくてはならない状況になった時、生き抜くために行動範囲を広げるしか手段がない。
行動範囲を広げると拠点集団からの距離が離れる。
離れれば離れるほど拠点集団との接点は減り、次第に帰る事も出来ないような距離になる。
すると、どうなるか?
当然、遠征先に宿泊し拠点集団へは帰らずに遊牧を続けなければならない。
遠征集団は男のみの集団です。
拠点に戻らないと・・・子供を作ること(集団の維持)ができない。でも、スグには戻れない。
じゃぁどうする?
男(遠征集団)が拠点集団へ戻れないなら拠点集団から女を遠征集団へ嫁がせるしかない!!
という方法を取ったのです。そう、これが父系制の原点です。
しかも
@遠征集団にとっては女は遠征集団の維持には必要不可欠
A拠点集団にとっては全集団(拠点集団+遠征集団)の統合の為に、殆ど戻らない遠征集団を監視できる
という、遠征集団にとっても拠点集団にとっても「全集団の維持のため、そうせざるを得ない」状況から母系制からの父系制へ転換したと思われます。 |
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