大学は学問を追及するところだと思っていた。ある意味そうに違いないが、どんなものであれその時代の支配者と無縁では存在しない。
一見自由に見える現代社会においても、総てのものから解き放たれて学問を追及しているわけではない。大学は市場経済に取り込まれている。思想や身分の制限はなくなったかもしれないが、市場の都合のいいような理論を考え出すシンクタンクの役割を担っているのかもしれない。
では、この閉塞した社会に答えをだせる知識人はどこにいるのだろう。そして、誰かがくれる答えを待っていていいのだろうか。現実を見つめること、考えること、突破口はそれしかないのだろう。 |
|