>確かに海水温は上昇しているようですが、ここで示されているのは、その理由は必ずしもCO2濃度の上昇に伴うわけではないということです。(150567)
特に日本周辺の海水温が上昇しています。
●日本周辺の海水温、世界平均の2倍強の上昇リンク
2007年05月15日 より
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日本周辺の海面水温は、100年当たりで世界平均(0.5度)の2倍強の0.7〜1.6度の割合で上昇していることが気象庁の調査でわかった。
1900年から昨年までの船舶による観測データを新たに解析した。日本海中部が1.6度と最も高く、四国・東海沖北部が1.3度、山陰から中国、九州が1.2度など西日本で高かった。同庁は、上昇率が同程度の地上気温が影響している可能性があるとみている。
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(引用以上)
★特に日本海中部の温度上昇が1.6度(世界平均0.5度の3.2倍)と非常に高い。
この記事はずっと気になっていたのですが、大きな原因として考えられるのは原発ではないかと思います。
●地球温暖化を加速させる原子力発電所は即時全廃すべきだ!リンクより
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>「100年で1年間の平均海面水温が最も上がったのは佐渡島北方の海域などを含む日本海中部。世界の海洋平均(100年で0.5度上昇)の3.2倍にあたる1.6度上昇した。」
↑に注目です。 佐渡島は対馬海流とリマン海流が衝突する地点で、原発の温排水が滞留しやすいことが、海水温上昇に結びついていると思われます。
>日本海中部には、関西電力・北陸電力・東京電力・東北電力の原発がたくさんあります。 リンク
日本側に40基・韓国側に12基程度あるようです。
それらの原子力発電所では、タービンで使用された蒸気を冷却して水に戻すために、取水口から海水を取水し、復水器で熱交換した後に放水口から温排水として海に戻しています。原子力発電所から排出される膨大な廃熱で海水温は7度上昇します。
しかも
>原発周辺海域の漁業ならびに海生生物に及ぼす影響を押さえるために、温排水の温度は+7度以下と定められているようですが、実際には各電力会社のデータ偽装が発覚しました。
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(引用以上)
原発の温排水については、
> 原子力発電の熱効率は33〜35%程度であり、電気に変換されなかったエネルギーの殆どが温排水として排出される。火力発電の場合は、タービンに送られる蒸気温度が原子力発電より高いので、最新鋭の発電所では熱効率が42%にも達する(ガスタービンを利用する複合サイクルシステムでは50%近くなる)。また、廃熱の一部はボイラーから直接大気に放出されるので、原子力発電に比べて温排水の量は少ない。リンク
原子力発電は効率の悪いシステムで、膨大な廃熱を出しており、それが海へ排熱されている。原子力発電は、CO2排出が少ない地球温暖化の切り札のようなイメージがマスコミから流され、世界中で建設されようとしているが、海へ直接廃熱されることで周辺海域の温度を上昇させ環境を激変させている可能性が高い。
さらに海水温上昇は、CO2濃度を上昇させるという明確な因果関係があり、原発は海水温を上昇させることでCO2濃度も上昇させている。リンク |
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