生物の起源と歴史
175347 男脳と女脳 1 男性ホルモンのシャワー量
 
阿部佳容子 ( 45 大阪 営業 ) 08/04/28 AM00 【印刷用へ
男の子は発達がおそい。

小さい子供をもつ親や、幼児をよく知る保育士や幼稚園の先生が、半ば当然のように(あるいは男の子を持つ親をなぐさめるために)口にする言葉です。ここでいう「発達」とは主に「言葉」「言語能力」。

子の成長過程につきあってきた者として、女の子は小さいこときから口が達者、言語能力の獲得も早い、対して男の子は言葉が遅く、自分の意思を十分に伝えられないもどかしさもあってすぐに手を出す(悪さをする)という行動パターンが多いように思います。

ところで、妊娠2ヶ月までは胎児の体も脳も男女差はないと言われています。人の体も脳も初期設定は女性。Y染色体を持った男の子は男性ホルモン(テストステロン)のシャワーを妊娠期間中に浴びることにより、女の生殖器の代わりに男の生殖器が作られるようになり、同時に胎児の脳が男性型に傾き始めます。

とはいっても、「男脳」「女脳」と真っ二つに分かれるのはでなく、胎児期に男性ホルモンシャワーを多く浴びるほど男性的な脳になるといわれています。いわばひとりの人間の中に「男脳」「女脳」が同居しているのですが、男性ホルモンのシャワー量によってより男脳に傾くか女脳に傾くかという違いがでてきます。

この男性ホルモンは左脳の発達を抑える影響があり、左脳というのは言葉や計算の能力を担当している。つまり、男の子の言葉が遅いという現象は、左脳の発達の遅れの現れということになります。

では、左脳の発達を抑えられた男の子はそのまま不遇をかこつのか?「遅れ」があると違う部分を発達させるのが脳のすごいところです。男の子は左脳の発達が抑制されたおかげで、右脳を発達させるチャンスを獲得します。右脳は、空間認識能力とか図形処理能力を担当している。一般的に男性の方が「地図が読める」「幾何学が得意」「将棋が強い」等の傾向があるのはこの理由によります。

(つづく)
 
  List
  この記事は 173123 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_175347
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
2007年イチオシの本―「男の子の脳、女の子の脳」再び 「非常勤講師はつらいよ」 08/06/10 AM06
男の脳 女の脳 「生物史から、自然の摂理を読み解く」 08/05/19 PM06
176067 「過剰学習」 匿名希望 08/05/10 AM02
175999 男女の脳の違い ヘッドフォン 08/05/09 AM07
175353 男脳と女脳 2 脳梁の太さ 阿部佳容子 08/04/28 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp