生命原理・自然の摂理
173769 温故知新の未来免疫学(1)
 
小圷敏文 ( 壮年 大阪市 建築士 ) 08/04/09 AM07 【印刷用へ
◆顆粒球もリンパ球も元祖マクロファージから進化した。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         旧←──────────→新

    [マクロ              [胸腺由来
    ファージ]      [胸腺外分化 T細胞] 
[顆粒球]  ↑  [NK細胞]  T細胞] 《3》(鰓呼吸選任化)   
 ↑    │ 《2》(鰓呼吸開始)約5億年前 ↑(肺呼吸へ移行)→上陸
 │    │    ↑ex. ホヤの幼生↑   │ 3.6億年前
 │    │    │[旧B細胞] │   │ 
 │    │    │   ↑  ├───┘
[原始顆粒球]│[原始リンパ球]─┴──┘
《1》(三胚葉生物の出現の頃)*NK細胞の原型
 ↑    │    ↑
 └────┼────┘
      │ 
  [元祖マクロファージ]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
出典:「未来免疫学」安保徹著 P.225図と本文情報 より構成 

仲間達と「マクロファージって、オールマイティに思えるのに、何で『NK細胞』の出現が必要だったのだろうか? NK細胞って、進化史的にいつ頃から出現したの? と追求している時に、上記の絵柄を見て「なるほど」と皆で合点した。

◆マクロファージは、生体防御機構の「元祖」

マクロファージは、単細胞生物の時代から自らが生体防御を担い、原始多細胞生物の時代も「防御細胞」であった。

防御細胞の親玉であるマクロファージは、アドレナリンレセプターとアセチルコリンレセプターを併せ持ち、交感神経の刺激にも副交感神経の刺激にも対応するという。その子孫の顆粒球はアドレナリンレセプターを受け継ぎ、リンパ球はアセチルコリンレセプターを受け継いで、自律神経と連動して分業して働いている。

元祖   ┌→・顆粒球:交感神経優位で働く  アドレナリンレセプター
マクロファージ→┤
     └→・リンパ球:副交感神経優位で働く アセチルコリンレセプター

       *顆粒球リンパ球は、と分業で働きマクロファージの
        2つの働きを分け合い防御効率を高める。

「抗原―抗体反応」を担っていない古いリンパ球は、NK細胞と胸腺外分化T細胞なのだが、これらの細胞は顆粒球と同じくアドレナリンレセプターを持ち、交感神経優位の活動時に働き、マクロファージに近い性質を残している、という。

一方、胸腺大学出の進化したT細胞やB細胞は、副交感神経優位の休息の状態で生体防御を行っており、「抗原―抗体反応」以外でも、からだを守る防御機構は四六時中働いている。顆粒球、リンパ球とそのご先祖様のマクロファージには感謝!、である。

つづく
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
参考:「未来免疫学」安保徹著 より構成 
 
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174557 NK細胞は、幼若化したがん細胞を処分する役割を担っている 山崎許子 08/04/20 AM10
174187 元祖マクロファージの万能性 小圷敏文 08/04/15 PM02
173773 温故知新の未来免疫学(2) 小圷敏文 08/04/09 AM09

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