市場は環境を守れない、社会を統合できない
173574 市場に統合機能も未来もない。
 
鍛冶屋 08/04/05 PM07 【印刷用へ
>要するに、市場はどこまでも私権闘争の抜け道でしかなく、従ってそれ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。(31251)

私権統合された国家である限り、市場を制御することができない。
なぜなら、私権が前提である限り、制覇力が武力から経済力に変化した以上は市場を拡大することでしか、その存在理由を満たせないからである。

しかも、統合課題は市場の拡大では解決することができないという絶対的なジレンマを抱える。むしろ問題を解決してしまっては、市場拡大のネタを潰すようなものである。市場は統合機能を持たないというのは正にこのことを指すのではなかろうか。

本当に統合課題を解決するつもりならば、なぜ「メタボリックシンドローム」などという言葉が流布するのか。健康に問題がない人を、病気あるいは病気予備軍と仕立て上げることに一体何の意味があるのか。解決すべき問題は他にも無数にあるではないか。


今進むべき道は、私権統合から共認統合へ、という人類本来のスタイルへと変化させることである。

ただ、一般の人は、現状の違和感に気づいていながらも、そのスタンスを決定的に変えることには未だ否定的と言えるのではないか。今の生活を変えるには不安が大きいのである。

しかし忘れてはいけないのが、それは決して現状に満足しているからではないということと、変化することに対する不安というのが極めて抽象的かつ不鮮明であるということである。

「(借金帳消しのために)国家紙幣を印刷したら、ハイパーインフレが起こるのでは?(ハイパーインフレが起こったらひどい生活になってしまうのでは?)」という疑問などはまさにこれに当たるのではないだろうか。

本当にハイパーインフレは起こるのか?ハイパーインフレが起こると言っているのは誰か?経済学者である。忘れてはいけない。彼らは市場の住人である。その発言にどれだけ信憑性があるというのか。脱市場の先には彼らの居場所はないのである。

そもそも、潜在思念は既に私権価値から本源価値を重んじるように転換している。求めているのはお金でも便利さでもない。人同士の期待と応望による共認充足なのだ。その事実に気づけば、何に可能性があるのかが見えてくるはずだし、それを成すためには今までの枠組みの中の観念群では役に立たないことも分かる。

まずは事実を認識すること、そしてそれを広め、共認していくこと。それができれば社会は必ず変わる。
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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