実現論を塗り重ねてゆく
172313 社会運動では社会を良くすることができないのは何で?
 
みに とまと ( ♀ ) 08/03/12 PM08 【印刷用へ
わずか6〜7行の中に、答えがぎゅっと詰まっていると思いました。
(「共認革命6 チンケな運動(要求運動の終焉)」9050より)

@もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。
⇒その結果が、環境破壊・精神破壊・肉体破壊…と問題が山積みの社会。

Aそれなのに、その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。
⇒問題の原因となっている思想に立脚して考えても答えは出せない。

Bにも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。
⇒エコバッグを使おう!砂漠に樹を植えるために募金をしよう!etc.。身近な目標のためにがんばることで、もっと奥深くの問題の根っこについて考えることができなくなってしまう。さらに、Aとも相俟って、考えようとしても今ある枠組みの中でしか考えられないので、答えが出ない。

こうして、小さな自己満足で目先の運動を続けるか、思考停止して(頭では)問題を捨象し続けるか、のどちらかしかできなくなってゆく。可能性が全くないどころか、少しでも社会を良くしようとした人の活力を削いでゆくという意味で、犯罪的ですらある。

だから、答えを出すには、新しい認識・新しい思想の枠組みを追求するしかない!
 
  List
  この記事は 9050 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_172313
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp