日本人と縄文体質
171817 外国人から見た日本と日本人(芸術編)
 
丸一浩 HP ( 不惑 滋賀 農業 ) 08/03/02 PM09 【印刷用へ
■日本人の縄文体質が創造する芸術は、外国の有名な芸術家をも驚嘆させ
るような本源性、普遍性を持っていたようです。
 普通の人達が全ての存在を畏敬し受け入れ委ね、そして共認するために
創造したからこそ現代にまで継承されているのだと思います。
 
 最後に誰もが知っている有名な【アルベルト・アインシュタイン】の言
葉も記しておきます。
 彼の、欧米の「市場原理」や「個人主義」に対する批判と日本人の縄文
体質に対する賞賛の言葉は、現代の日本や日本人に対する警鐘とも受け止められると思います。

★縄文体質とは本物の創造と豊かさをもたらす資質だと思います。
 参考→日本人と縄文体質リンク
〜以下「日本・どんな国?・・・外国人の見たニッポン」より引用。リンク
【ヴィンセント・ウィレム・ヴァン・ゴッホ(1853-1890)オランダ画家】
「ゴッホの手紙」より
●日本の芸術を研究してみると、あきらかに賢者であり、哲学者であり、知者である人物に出合う。彼は、歳月をどうすごしているのだろう。地球と月の距離を研究しているのか。いや、そうではない。ビスマルクの政策を研究しているのか、いや、そうでもない。彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。ところが、この草の芽が彼に、あらゆる植物を、次には季節を、田園の広々とした風景を、さらには植物を、人間の顔を描けるようにさせるのだ。こうして、彼はその生涯を送るのだが、すべてを描きつくすには人生はあまりにも短い。いいかね、彼が自らが花のように、自然の中に生きていくこんな素朴な日本人がわれわれに教えるものこそ、真の宗教ではないだろうか。日本の芸術を研究すれば、誰でももっと陽気にもっと幸福にならずにはいられないはずだ。
(中 略)
 僕は、日本人がその作品のすべてのものにもっている極度の明確さを、羨ましく思う。それは決して厭な感じを与えもないし、急いで描いたようにも見えない。彼らの仕事は呼吸のように単純で、まるで服のボタンでもかけるように簡単に、楽々と確かな数本の線で人物を書き描き上げる。ああ、僕もわずかな線で人物が描けるようにならなければならない。

【エドウィン・アーノルド(1832-1904)イギリス ロンドンの詩人・ジャーナリスト。インドのデカン大学の学長を務め、帰英後デーリーテレグラフ紙の編集者。仏陀を主題とする詩「アジアの光(原題:The Light of Asia)」(1879)の作者。】
地上で天国あるいは極楽にもっとも近づいている国
●「その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のようにやさしい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。これこそ日本を、人生を生甲斐あらしめるほとんどすべてのことにおいて、あらゆる他国より一段と高い地位に置くものである」
 明治22年(1889)

【ブルーノ・タウト(1880-1938)ドイツ建築家 ドイツ近代を代表する偉大なる建築家。著書に「近代建築」「日本」「日本の美術」等、日本に関する著作も多い。】
(伊勢神宮の社殿建築を評して)
●伊勢は世界の建築の王座である。芳香高い美麗な桧、屋根の萱、これらの単純な材料が、とうてい他の追随を許さぬ迄に、よく構造と融合している。形式が確立された年代は正確にはわからず、最初にこれを作った人の名も伝わらないこの建築は、恐らく天から降ったものであろう。

【エミール・E・ギメ(1836-1918)フランス 実業家にしてバレイやオペラの作曲など芸術にも手を染める。のち考古学や古代の学問に関心を寄せ世界各国を周遊、明治9(1876)年に画家レガメと共に宗教事情視察の目的で来日。パリに自らの収集品を元にギメ博物館を設立、日本、中国、インド、近東の収集品で知られる。】
「東京日光散策」より
●「初めから日本人は、自分たちを取り巻いている自然に驚嘆していた。日本人は慈悲深い大地と、魚がたくさんいる海を崇拝した。神々が彼らを幸福にしてくれるのだと心底から考えた。(中略)日本人は黙想し、手を合わせ、頭を下げて礼拝したのだ。誰を、何をだって?・・・・・・・すべてをだ!」 

【アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)理論物理学者 ユダヤ系ドイツ人。1933年、ナチスに追われて渡米、40年、市民権を得た。光量子説・特殊及び一般相対性理論などの首唱者。1921年、ノーベル物理学賞受賞。小泉八雲の著書により日本の文化と国民性に深く共感し、大正11年11月17日〜12月29日(43日間)、待望の日本に来日。各地で講演、観光及び研究の日々を送り、美しい自然、静寂さ、自然と調和した清楚な生活様式、奥ゆかしく和やかで、微笑みを絶やさない人々に感銘を受けたという。】
「日本の家族制度を賞賛して」〜「アインシュタイン講演録」より〜 
●私たちの国の教育は、私たちが出来るだけ都合のいい条件の下に個人として生存闘争を多く取り入れるように向けられます。特に都市部においては極度の個人主義や最高圧力の緊迫の下でのあたり構わない闘争や、出来るだけたくさんの贅沢と享楽を勝ち得るがための強烈な労働などがあるのです。
家族の絆は緩るみ、伝統的な芸術や道徳の影響力は比較的わずかです。
個人の孤立はこの生存競争の必然的な結果であるが、それは人間にとって共存における向上の中で与えられる、あのうるわしい安らぎの気持ちを奪ってしまいます。
唯物主義的な教養は・・・・それは実際の生活に欠くことの出来ないものですが・・・・個人主義の有様に更に多くの鋭さを与え、これによって個人主義の孤独さがますます強く意識に現れました。
日本はまるで異なっています。個人主義はここでは欧米に於けるよりも遙かにわずかで、家族の絆は法律がそれを元々わずかしか保護しないにも関わらず、私たちよりもずっと強固です。法律よりも世論の力がここでは私たちの国に比べてもっと強いので、そのために家族の絆が緩まされないのです。(法律に)書かれていても書かれないでもお互いの噂がこれを強制して、また、日本人の教養や生来の善良さで保たれています。

〜「関門・福岡のアインシュタイン訪日最後の一週間」より〜 
●この自然に適応した生活様式はどこまでも貴いものです。できるものならば、この日本の生活と様式をいつまでも楽しみたいもので、もし私は事情が許せば、日本に永住してもよいと思っているくらいです。 

〜引用終わり〜
 
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