共認運動をどう実現してゆくか?
171576 中国で開発中のインターネット監視システム「金盾」とは?(1)
 
はにーはんたー ( 今が旬 ) 08/02/27 AM09 【印刷用へ
政府による言論統制が厳格な国、中国。以前から、中国国内のインターネットの検閲は世界一厳しい(リンク)などと見聞きしたことはあったが、中国政府の熱の入れようは相当なものだ。

現在、「金盾」(リンク,英語表記では「万里の長城」を示す“the Great Wall of China”にちなんで、“the Great Firewall of China”とも)と呼ばれる国家プロジェクトが進行中であり、これはインターネットでの通信や接続を規制するネットワーク監視・検閲システムの構築を目的としている。2001年から部分稼動し、オリンピックが開催される今年、2008年に完成予定である。

具体的に何が規制され(てい)るのか?と言えば、見ることのできないサイトがあったり(アクセスの制御)、Yahoo!やGoogleなどの検索サイトで探索をかけても、特定の単語・語句を入力した場合は、検索結果が出ない(検索対象用語の遮断)といった制御がかけられるのだ。

例えば、ウィキペディアによれば【確認された検閲対象のWebサイトリスト】として、
・ウィキペディア(接続遮断/2007年6月〜現在中国語ページを除き接続可能)
・BBC 中国語版(リンク、接続遮断)
・国境なき記者団(リンク
・YouTube(リンク
(他多数)
などがあり、【確認された検閲対象用語】では、
・天安門事件(例えば「四五天安門事件」「六四天安門事件」)
・「法輪功」
・「反共産主義」
・「民主政治」
・チベット独立(例えばチベット独立、ダライ・ラマ)
などが挙げられている。単語については、少数民族の独立運動、法輪功や共産党幹部の名前など政治的意味合いの含まれるものが検閲対象になっているようだ。
いずれにせよ、中国の一般国民にとって、今も尚入手できる情報が限定されているわけだ。

また、この「金盾」プロジェクトの開発に多くの米国企業が関わっているのも注目すべき点だ。シスコ・システムズ、モトローラ、サン・マイクロシステムズ、AOL、マイクロソフト、Google(なぜ?!?!)等、名立たる多国籍企業が参加している。
言論の自由を謡う米国、その企業が言論統制のためのプロジェクト開発に携わることが米国内でも問題になっているようだが、人民元60億(約780億円)とも言われるその巨額な予算と中国市場参入のチャンスに魅せらたわけだ。
 
  List
  この記事は 133002 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_171576
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
293165 中国政府がネットで最も警戒しているのは、大衆の集団運動 ぴぴ 14/08/04 PM09
172646 チベットのネット統制“ほぼ万全”〜中国、巧みに世論操作 猛獣王S 08/03/18 PM03
中国の時代錯誤! 〜近隣への侵略を許すな〜 「日本を守るのに右も左もない」 08/03/17 AM09
171799 中国の監視社会化をビジネスにするヘッジファンド 〜中国のあらゆる街角に監視カメラ〜 井上宏 08/03/02 PM04
171731 中国で開発されるインターネット監視システム「金盾」とは?(2) はにーはんたー 08/03/01 PM03
171669 インターネットの言論統制に動く総務省〜通信、放送1本化へ議論開始 猛獣王S 08/02/29 PM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp